整理・収納

ワンルーム・1Kでも大丈夫!狭い空間を広く快適に使うコツ

目次

一人暮らしでおなじみの間取り、ワンルーム・1K。部屋が窮屈でリラックスできないなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お部屋が狭く感じるのは、専有面積が小さいことだけが原因ではない場合も多いです。

開放感のあるお部屋は、リラックスできるだけでなく、気分も明るくしてくれます。
持ちものを整理するのはもちろん、家具の配色や配置、収納方法を工夫することで、ワンルームや1Kの間取りでも理想的な部屋づくりが可能になります!

今回は、ワンルームや1Kのお部屋でも開放的で快適に過ごせる部屋づくりのポイントをご紹介します。

1. 部屋が狭く感じてしまう原因とは

ものがあふれた圧迫感のある部屋になってしまうのは「部屋が狭いから」と諦めてはいませんか。
実は、ちょっとした工夫で、ワンルームや1Kでもスッキリとした印象を与えることができるのです。

部屋が狭く感じてしまう原因として、以下のようにいくつかの原因が考えられます。

収納グッズが部屋を狭くする

モノトーンテイストの部屋部屋が狭く感じてしまう原因は、ものが多いだけではありません。意外に見落としがちなのが、収納アイテムの多さです。

ものを片付けるために収納ボックスを買い足していった結果、居住スペースがどんどん狭くなっていく悪循環。使わなくなったものは思い切って処分する癖を身につけ、収納するものを一定以上増やさないようにしましょう。

また、収納のために「空き箱」をとっておく人も多いようですが、それもスペースがなくなる原因に。すぐに使うものでなければ処分するのがおすすめです。

背の高い収納家具とものの詰め込み過ぎが圧迫感の原因に

まとめて収納したいという思いから、「背が高い収納家具」や「大容量の収納家具」を使いがちです。しかし、ワンルームや1Kといったコンパクトな間取りの部屋だと、収納家具自体が「圧迫感」を生むきっかけになってしまいます。

また、収納棚は隙間を空けずものを入れたくなりますが、無差別に詰め込んでしまうと、窮屈な見た目が部屋の印象を悪くしてしまうことも。
北欧テイストの部屋写真:【こだわりの部屋づくりvol.10:前編】 黄色を差し色に!ほっこりくつろげる北欧テイストの部屋づくり(hiyokokko90さん)

収納ボックスや棚は、いま必要なものを収納できるくらいのサイズにすることが大切です。「いつか使うかもしれない」「いざという時に役立つかも」といったものは、結局1度も使わずに眠っていることがほとんど。部屋をスッキリとさせたいのであれば、思い切って処分しましょう。

2. 部屋を広く見せる収納のコツ

持ち過ぎると圧迫感のある部屋に見せてしまう収納グッズですが、機能を最大限に生かし、部屋に合わせて選ぶと上手に収納することができます。

クローゼットの収納

クローゼットの収納洋服、小物、書類など、部屋の中でも特に収納量が多いクローゼット。扉付きだからいいやと、無秩序にものを詰め込んでしまいがちですよね。たくさん収納できるスペースだからこそ、ルールを決めて整理することで、よりたくさんのものをしまうことができます。また、収納ボックスなど活用すれば、探しやすく取り出しも片付けもスムーズにおこなえて楽です。
ラックを使ったクローゼット収納写真:【こだわりの部屋づくりvol.25:後編】イメージボードをもとに、目的重視でリノベーション(JK DECORさん)

備え付けのクローゼットに広さがあれば、収納ラックとボックスを使い用途ごとに分類してまとめましょう。どこに何があるのかひと目で分かるので、探す手間も省けます。使い終わったら元の場所に戻せばいいので乱雑にならず、きれいに使うことができます。
鞄のクローゼット収納写真:【こだわりの部屋づくりvol.26:後編】 自分で決めたいからこそ、リノベーション!(TSUNさん)

鞄や靴などをクローゼットにしまっている人も多いのではないでしょうか。中でも鞄は形が崩れやすいため、収納する際は工夫が必要です。100均でも手に入るつっぱり棒とハンガーを使えば、きれいな状態を維持したまま収納可能に。リュックサックや大きめの鞄は、写真のような2,3段のラックを設置すると形を崩さずに保管しやすいです。

キッチンの収納

一人暮らしのキッチン写真:【こだわりの部屋づくりvol.2】休日を部屋で快適に過ごすレイアウト!清潔感に溢れるモノトーンテイストの部屋づくり(えりさん)

細々としたものが多いキッチンは、お部屋の中でも生活感が出やすい場所。調理器具や食器など毎日使うものもあり、片づけすぎると使い勝手が悪くなってしまうため、収納にはコツがいります。
キッチンのシンク写真:【こだわりの部屋づくりvol.2】休日を部屋で快適に過ごすレイアウト!清潔感に溢れるモノトーンテイストの部屋づくり(えりさん)

水回りは湿気が多く、カビや雑菌が繁殖しやすい環境です。食器用洗剤やスポンジなど最低限のものだけ残し、あまりものを置かないようにすると衛生的で掃除が楽になります。

ステンレスのシンクに合わせて、水切りかごや洗剤ボトルなどキッチングッズをシンプルなもので揃えると、統一感がでてスッキリとした印象に。
キッチンの引き出し収納写真:【こだわりの部屋づくりvol.29:後編】 のびのび暮らせる戸建住宅に、一期一会のものを集めた部屋づくり(makoさん)

キッチンの引き出しには、お箸やスプーンといったカトラリーの他に、調理機具、小皿、計量器など細々としたものを収納していることが多いのではないでしょうか。限られた面積を上手く活かしたいなら、100均でも販売している収納ボックスを利用するのがおすすめです。

長さを基準にまとまりをつくり、それに合ったサイズのボックスをパズルのように組み合わせて引出しの中を区切ります。しっかり分けることで、開けた時どこに何があるかひと目でわかり、使用後も迷わず戻すことができて便利。
コンロ下の収納調理器具はブックボックスなどを使い縦に収納すると取り出しがスムーズです。余ったスペースには、油や醤油などボトル容器のものを立てて収納できるので、中身がこぼれたり、容器が破損する心配もありません。

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玄関の収納

住居の中でも特に面積が狭く、限られた収納スペースしかない玄関。玄関をスッキリさせるには、置くものを厳選し収納方法を工夫する必要があります。
靴の壁面収納【こだわりの部屋づくりvol.13:前編】 クローゼットなしでもできる!木のぬくもりを生かした北欧テイストの部屋づくり(yu__ca719さん)

サイズの合わない靴箱を設置すれば、圧迫感のある玄関になってしまいます。そこでおすすめしたいのが壁面収納!簡単なDIYですぐに設置できるだけでなく、ディアウォールやつっぱり棒を使えば壁を傷つけずに取り付けられるため賃貸でも安心。

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梯子を使った靴の壁面収納梯子を壁に設置して、梯子の棒にヒールを引っかけて収納するなどアレンジを聞かせやすいのも壁面収納の嬉しいポイント。
玄関の靴収納写真:【こだわりの部屋づくりvol.15:前編】 収納なしで、日当たりが悪くてもできる!空間を生かしたシンプル&スタイリッシュな部屋(_kiinakoさん)

靴を横に置かず斜めに収納することで、スペースを最小限に抑えられます。ひと目でどこに何があるかわかるので、探しやすく片付けも楽に。

また、傘立てやキーボックスなど玄関に置いておきたいものは、マグネットタイプの収納グッズを選び、扉を収納スペースとして活用するのも有効な手段です。

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3. 快適な部屋のつくり方

実際に、上手なスペースづくりとはどのようなものがあるのでしょうか?
実例をご紹介します。

インテリアを同色でまとめる

ホワイトテイストの部屋狭い部屋でさまざまな色のインテリアを置いてしまうと、圧迫感のもとになります。なるべく部屋のスタイルに合わせた色でまとめるのがおすすめです。また、ダークカラーなどよりは白や明るい色のインテリアの方が開放感を出しやすいです。

オープンラックで開放的に

オープンラックを使った収納箱状のラックは圧迫感が出やすい家具。オープンタイプのラックを置くと、視界を隔てる面が少なく開放的な雰囲気に。オープンラックはキャスター付きのものや比較的軽い素材でできたものが多いため、移動もスムーズ。模様替えも気軽におこなえて便利です。

ロータイプの家具を揃えて広がりのある空間づくり

ローインテリアを使ったコーディネート写真:【こだわりの部屋づくりvol.20:前編】 白色中心でつくる!リラックスにこだわったナチュラルテイストの部屋づくり(lulu.nutsさん)

背が高い家具は、圧迫感のある雰囲気にしてしまいがち。ベッドや収納棚といった大型家具を背の低いタイプで揃えると、視界が開け、開放感のある空間に見せることができます。

4. まとめ 整理や収納次第で、ワンルーム・1Kでも開放的な部屋づくりが可能!

家具が少なければ部屋を広く見せられますが、その分だけ収納スペースが確保できず生活が不便になってしまうことも…。
開放感のある快適な空間は、ものを減らすだけでなく、インテリアの配色や収納方法など工夫することも大切です。

工夫次第では、ワンルームや1Kの限られた面積しかない部屋でも、広々とした雰囲気を味わうことができます。ぜひ、紹介したポイントを意識して、居心地のいい部屋を目指してみてくださいね。