お気に入りのインテリア、手作りの家具、居心地の良さを追求したリノベーションなど、住まう人の理想が詰まった「こだわりの部屋づくり」についてご紹介するこちらのシリーズ。
今回ご紹介するのは、東京都杉並区在住のlulu.nutsさんの部屋です。すっきりとまとめられた正方形の部屋は、広々とした印象を受けます。実際の面積もさることながら、それ以上の抜け感を出している秘訣は、家具の色選びと高さの調整、小物の選び方にあります。リラックス感にあふれ、どこか海を感じさせるナチュラルテイストの部屋づくりをご紹介します。
【lulu.nutsさん】
年齢:30代半ば 仕事:サービス業
【住んでいる物件】
間取り:1K・8.75畳
「決め手は、ものを配置する場所を決めやすい正方形の部屋で、床がインテリアの映える白だったことです」
今住んでいる街を暮らしやすいと感じているlulu.nutsさん。休日には、駅近の商店街を目的を決めずにぶらぶら散歩することもあります。落ち着いた雰囲気に包まれていて、心も体もリラックスできると話してくれました。最近のお気に入りは、駅の近くにあるハンバーグ屋さんです。
1.キーワードは「ナチュラル」「白」「海」!リラックス最優先の部屋
テーブル:IDEE/ラグ:ニトリ/テレビボード:unico/収納ケース:unico/パレット:PALLET DEPO/マットレス:ビーナスベッド/ベッドカバー:H&M HOME
一人暮らしを決めたlulu.nutsさんは、まずはInstagramを参考にしながら、部屋のテイストを固めていきました。好みがわかるまで、いろいろなテイストをできるだけ多く見るようにしていたそうです。その中で行きついたキーワードが以下の3点でした。
・白に近い色でまとめられた部屋
・清潔感がある部屋
・リラックスできる部屋
ベッドにパレットを選んでからは、海を感じさせるナチュラルテイストも意識するようになります。
Instagramで見つけた、白と黒のパキッとしたイメージの部屋も素敵だったそうです。でも、リラックス感を大事にしたかったので、黒が入るインテリアは避けました。
さまざまなものを見れば見るほど、どんな風にしようか迷うかもしれません。lulu.nutsさんのように、優先したい項目を決めておくことは、テイストを選ぶ1つの方法です。
2.お気に入りのアイテムはテーブルとパレット
テーブル
貝殻を敷き詰めてつくられたテーブルは、光の当たり具合で違った表情を見せてくれます。
パレット
海外の人が投稿したInstagramの写真から、パレットを知ったlulu.nutsさん。パレットにマットレスを乗せるスタイルは、多様なアレンジが可能な点と見た目のオシャレさで人気があり、lulu.nutsさんもとても気に入ったようです。
家具・インテリアの購入について
お店で購入するメリットは店員さんと直接やり取りできることだと話すlulu.nutsさん。店員さんにつくりたい部屋のテイストや希望を伝えるのはもちろん、アドバイスにもきちんと耳を傾けます。会話の中でインテリアに関する知識が得られるのも、お店でショッピングする際の醍醐味です。
無印良品やニトリ、unicoが好きで、定期的にお店を訪れては新作をチェックしているそうです。
家具を選ぶときは、デザイン優先で予算は後から検討するそうです。買い替えが可能な物なら、コストパフォーマンスが高いほうを選ぶように心がけているとも話してくれました。
3.空間ごとのポイント
ベッドスペース
サイドテーブル:B-company
ベッドの頭部分には、サイドテーブルを置いて、タブレットを設置。シンプルな空間といっても、マクラメタペストリーや流木、ウッドアートでの雰囲気づくりは欠かしません。
リビング
座った状態の目線より上には、家具が見当たりません。見える範囲で白色の余白を多く残した、くつろぎの空間です。
選ぶ家具も装飾や色を抑えたシンプルなものが並んでいます。リラックスできるアイテムとして、ソファを置く人も多い中、lulu.nutsさんは圧迫感を出したくないとの理由から置いていません。
洗面台
すっきりと整理された洗面台は、見るからに使い勝手がよさそうです。ボトルを白や透明で揃えると、ごちゃごちゃした印象になりません。洗面台に関してlulu.nutsさんが心がけているのは、以下の3点です。
・使い勝手のよさ
・水分を溜めない
・白とステンレスで揃える
玄関先にはサングラスがずらりと並んでいます。出かける際に、忘れてしまうことが多く、収納場所にも困っていたとき、玄関に並べてインテリアに馴染ませる方法を思いついたそうです。
4.お気に入りの過ごし方
サービス業という職業柄、休みは平日や週末など不規則です。貴重な休日には、お気に入りのパレットベッドに横たわりながら、好きな映画や撮り溜めたビデオを観たり、音楽を聴くのが楽しみと話してくれました。
lulu.nutsさんには部屋でリラックスして過ごすだけでなく、ジムに出かけてリフレッシュするアクティブな一面があります。家の近くにある24時間営業のジムには週6回、多いときには1日3回行くことも。