お気に入りのインテリア、手作りの家具、居心地の良さを追求したリノベーションなど、住まう人の理想が詰まった「こだわりの部屋づくり」についてご紹介するこちらのシリーズ。
前編ではTSUNさんがリノベーションを選んだ理由や部屋のコンセプトなどについてご紹介しました。後編では、TSUNさんのリノベーションの過程や住んでからの部屋づくり、ライフスタイルについてご紹介します。フィーリングの合うリノベーション会社を選定後、TSUNさんは詳細なリクエストシートを作成して、自分が理想とするリノベーションを実現しました。
【TSUNさん】
家族構成:夫婦二人暮らし、猫(スコティッシュフォールド:ぐうちゃん)
年齢:40代
仕事:デザイナー
【住んでいる物件】
間取り:2LDK
築年数:7年
「2015年に中古マンションを購入して、リノベーションしました」
1.リノベーションの過程
リノベーションの過程1:物件・リノベーション会社を探す
TSUNさんはリノベーション会社と物件を同時進行で探しました。始めはすべてワンストップの会社にお願いしようかと考えていたのですが、いろいろと条件が合わず、今の物件は自分たちで探して決めました。最終的には+Marchitects(プラスエム・アーキテクツ)さんにリノベーションをお願いしたのですが、こちらに決めるまでは、4社ほど比較検討しました。
リノベーションの過程2:リクエスト要望書
TSUNさんのブログでは、全部で13ページにもなるリノベーション要望書を公開しています。
TSUNさんは、3つのポイントに基づいてリクエスト要望書を作成しました。
1.リノベーション事例をたくさん見て、自分が理想とする雰囲気の写真を集める
2.キッチン・ベッドルームなどの空間や、床材・壁紙など素材に関する写真も集める
3.リノベーション要望書に書く項目を詳細に決める
※例えば、「家族構成」「ライフスタイル」「好きなテイストやインテリア」といった基本情報や「現在住んでいる家への不満」「欲しい収納量」といった希望など。
リノベーションの過程3:家具・インテリアを揃える
家具やインテリアは、リノベーションに合わせてすべて一新しています。前に住んでいた部屋は床が濃い色で、それに合わせて濃い色のものを揃えていました。今の部屋には、濃い色のトーンが合わないと感じたそうです。
これからの部屋づくりについて
2.収納について
ウォークインクローゼット
収納スペースも、リノベーションで特にこだわりました。一般的な賃貸だと、部屋ごとに細かく収納が分かれていることが多いです。TSUNさんは収納をとにかく1ヶ所にまとめて、使いやすくしたかったといいます。リノベーションで5畳あった部屋の一部を玄関の土間に割いて、残りの4畳ほどをウォークインクローゼットにしました。
Instagramで反響が大きかった形くずれしにくいバッグの収納。
3.ライフスタイル
猫との暮らし
TSUNさんの愛猫のぐうちゃん。まだ一緒に暮らし始めて数ヶ月。人懐っこくて癒やしを与えてくれます。
ぐうちゃんのケージも、100円ショップの物を組み合わせたTSUNさんの手づくりです。
4.リノベーションを検討している方へ
リノベーションについていざ相談したり工事が始まったりすると、悩んでいられる時間は少ないです。リノベーションをするときは、あらかじめ自分のなかで明確なイメージを持っておくことが大切だとTSUNさんは話してくれました。
意外と決めるのが大変だったのが、壁紙や床材などの細かい部分だったそうです。間取りなどの大枠は決まっていても、資材選びは案外見落としがちです。「何色がいいのか?」「どんな素材がいいのか?」など、場所が変われば見え方も変わります。
サンプルも小さいものしかもらえないので、リノベーション後の全体像をイメージするのが大変だったそうです。
※TSUNさんのインスタグラム
アカウント名:uchigram.tokyo
部屋探しからリノベーションが完成までの記録、インテリアや収納などさまざまな情報を発信しています。お気に入りの1枚は、2019年6月25日のものです。
■TSUNさんのリノベーション要望書はこちら