1位:賃貸でも壁を傷つけない!ラブリコを使った壁面収納DIY
2020年、年間1位だった記事は、DIY Magで根強い人気のコンテンツ、壁面収納のDIY動画です。2×4(ツーバイフォー)材とラブリコを使って、賃貸物件でも壁を傷つけることなく収納棚をつくることができるこの方法、原状回復もできて安心です。DIY初心者の方もチャレンジしやすいと思うので、動画を見てぜひ挑戦してみてください。
2位:17畳1K、賃貸でもここまでできる自由気ままな男の一人暮らし
2位は昨年11月末に公開されたDIY PEOPLEから。賃貸の部屋をDIYで改造しているイノウエさん宅にお邪魔しました。コンクリートブロックを使う無骨さもありながら、すべてハイセンスに仕上げているデザインセンスが圧巻です。真似したいけど難しそう…。でも何か一つでも技を盗みたくなる、そんなお部屋です。
3位:[棚・有孔ボードDIY]賃貸でも大丈夫!傷を付けない壁面収納- Shelves&Perforated board DIY
3位、これもまた賃貸での原状回復OKな壁面収納の作り方動画です。2×4材に合うアジャスター金具はラブリコ以外にも、ディアウォールやピラーブラケットなどさまざまあります。デザイン性や価格や機能を比較して色々使ってみるのも面白そうです。
4位:閉じたらキャンプにも!持ち運び可能なスパイスラック【図面付き】
5位:[トイレ収納]タンクも隠しておしゃれにDIY!賃貸トイレビフォーアフター- Restroom BeforeAfter
6位:セリアのアイアンバーと杉板で本棚(Bookshelf)を作ろう!
7位:賃貸でも大丈夫!壁をキズつけずに棚を作る3つの方法
8位:[夏休みの自由研究] 星空を室内に!簡易プラネタリウムを工作(展開図ダウンロード可能) – Planetarium DIY
9位:バンの内装をフルDIY!理想のバンライフで仕事と暮らしがリンクする|Make a good Life!
10位:時計をインテリアに!置く場所とインテリアスタイルを意識した選び方のポイント
新年のご挨拶と2020年の振り返り
昨年はDIY Magをご愛読いただき誠にありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、2020年の年間ランキングはいかがでしたでしょうか?
新年のご挨拶とともに2020年という年を振り返ってみたいと思います。
2020年、私たちの日常は劇的に変化しました。
去年の年末は、こんな風に世界中の人たちの価値観や行動が激変することが起こるなんて、想像だにしていませんでした。リモートワーク、オンラインMTG、オンライン飲み会、オンライン◯◯…など、戸惑いながらも自分の中で折り合いをつけていき、なんとか日々の楽しさを見つけようとして過ぎていった一年でした。感染症への不安を抱え、どのように暮らしていくか模索し続ける、そんな2020年だったように思えます。
・外出自粛
・リモートワーク
・ステイホーム
・おうち時間
・イエナカ消費
上記は2020年を表すキーワードですが、2021年もますます「暮らし方」や「住まい方」に真剣に向き合う機会が増えていくことになると想像できます。
これまで日本人は、利便性や治安を重視した新築の家を好む傾向が高く、反面、居心地の良さを自ら改善していこうとする意欲は低いとされてきました。住むことへの主体性が低いというのが私たち日本人の傾向だったのです。(LIFULL HOME’S総研 住宅幸福論 Episode2より )
しかし、リモートワークが当たり前になっていけば、住む場所や住まい方にも変化が生まれます。
おうち時間が増えることで、家にいる時間を快適に過ごしたいと思う人が増えイエナカ需要が高まりました。どこでも働けるようになることで住む場所の選択肢が広がり、暮らし方の自由度が高まります。今まで「こうだったらいいな」と妄想していた暮らし方。それを実現できる可能性が広がったと考えられます。前向きに表現するならば、制約上の優先順位から解放されて、真に自分が望む生き方を追求できる、かつてないチャンスだとも言えます。
4月の緊急事態宣言の発令後、instagramを中心に「#DIYリレー」を実施しました。
『ネガティブな想像をポジティブな創造力で、一緒にこの危機を乗り越えていきましょう』という呼びかけに、DIY Mag公式クリエイターや読者の方々、企業など200人以上がこのリレーに参加してくれました。この企画はどれだけ今の空間を楽しめるか、大胆な発想を知りたいと思ったことと、閉じこもってしまいがちな気分の時に小さなつながりを作りたいと考え、その考えに賛同してくれたクリエイターと一緒にはじめてみました。
「#DIYリレー」このハッシュタグには、不安な状況の中でも、住まいや空間を楽しもうという素敵なアイデアが集まっています。このタグに集まっているたくさんの投稿を見て、想像力と創造力が日常を救ってくれることを、私自身が実感することができました。
2020年のDIY Magは、この時代におけるメディアとしての提供価値を改めて見つめ直した一年でした。
住まいにまつわる記事を中心にしつつ、バンライフやアドレスホッパーなど、暮らし方の記事も意図的に増やしていきました。住まいという箱の話だけではなく、暮らし方がますます多様性を帯びると感じたからです。また、「暮らしの編集力を高めるWEBマガジン」というDIY Magのタグラインを、2021年から「新しい暮らしに出会おう」に刷新する予定です。
外出自粛を余儀なくされるステイホーム期間は、暮らし方や住まい方にも目を向けると同時に、働き方や、今後自分の人生をどうしていきたいか、生き方そのものについて考える人も多かったのではないでしょうか。
これから先、コロナ以前の生活様式に戻ることはもう考えられません。
LIFULL HOME’S DIY Magでは、これからの時代に合わせて変わっていく新しいもの、変わらず本質的に気持ち良いと思われるもの、その両方を伝えていくメディアになりたいと思っています。新しい「暮らし方」や自分らしい「住まい方」、ひいてはそれぞれが望むLIFE=生き方を提案できるようなメディアとして、丁寧に伝えていきたいと思います。
個々の価値観のフォーカスが「住まい」や「暮らし方」に強く反映されていくこと。
これから生まれてくる新しい暮らし方や、個人の価値観が反映されたわがままな住まい。
ワクワクするような選択肢が一つでも多く増えるように、新しい暮らしの情報や誰かのリアルを、今年も愚直にお届けしていきたいです。
今年も引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
2021年1月 LIFULL HOME’S DIY Mag 編集長 小田陽子