お菓子や調味料などが入った瓶の容器を、使い終わった後はどうしていますか。ユニークな形をしたものや、おしゃれなラベルが付いた空き瓶をそのまま捨ててしまうのは少しもったいないですよね。
空き瓶にひと手間加えてリメイクすれば、お部屋を彩るおしゃれなインテリアに変わります!
なかには、空き瓶の使い方を工夫することでインテリアのポイントになるものも。
今回は、リサイクルにもなるおしゃれな空き瓶のリメイク方法を紹介します。材料も入手しやすく、リメイクも難しくないので子どもと一緒に楽しむことができるでしょう。夏休みの自由研究にも、ぜひ参考にしてみてください。
1.瓶のデザインをそのままに!フラワーベースとして再利用
色や形がきれいな空き瓶はそのまま花を挿して飾るだけで、おしゃれなフラワーベースに。
瓶の色に合わせてお花を選ぶことがポイント。口の狭い瓶でも、一輪挿しにして使うことができます。透明の瓶なら、水に色を付けたり、ウォータービーズを入れてもかわいいでしょう。
瓶の色と生花の色合わせが難しいときは、ドライフラワーやお水のいらないエアープランツを合わせるとシックなイメージに仕上がります。お手入れが楽で長持ちするのも嬉しいポイントですね。
高さのない瓶であれば、置いて飾るだけでなくプランツハンガーを使って吊るすのもおすすめ。それだけでおしゃれな空間を演出できます。
瓶の種類や飾り方によってはフラワーベースよりもコンパクトで場所をとらないので、卓上や玄関のちょっとしたスペースに飾ることができます。
インテリアのポイントとして取り入れるのはいかがでしょうか。
2.おすすめの空き瓶DIYレシピを紹介
レシピ1.お気に入りの空き瓶にひと手間加えて、おしゃれなキャンドルホルダー
ジャムやキャンディを入れた背の低い空き瓶を使えば、オリジナルのキャンドルフォルダーを作ることができます。
今回紹介するDIYレシピは、子どもと一緒に作れる、簡単キャンドルフォルダーです。材料は100円ショップでも購入できます。
<用意するもの>
・背の低い空き瓶
・ロウソク
・大きい鍋
・ボール
・割り箸
<作り方>
1.大きな鍋に水をいれ火にかけます。
2.ボールに砕いたロウソクを入れ、1を使い湯せんで溶かします。
3.空き瓶の真ん中に芯をたらして割り箸で固定。
芯は湯せんで溶かしたロウソクについていたものを使います。
4.3に液体になったロウソクを流し込めば完成です!
常温なら1時間半~2時間で固まります。
固める時間を短くしたいときは水につけてみてください。
※ボールは一度ロウソクの湯せんに使用すると、その後料理に使えなくなります。そのためご家庭で不要な物をご用意ください。不要な物がない場合は、100円ショップなどでも購入することができます。
透明な空き瓶に、色付きのキャンドルを作るのもおすすめ。色を付けたいときは、ロウソクを湯せんで溶かすタイミングに削ったクレヨンを入れ、よく混ぜてください。液体になったロウソクを瓶に流し込むときにアロマオイルをたらすと、香りの付いたキャンドルになります。
また、流し込んだロウソクが固まる前に、ドライフラワーを入れて華やかなキャンドルにすることも。
キャンドルだけでなく、瓶にリボンを付けたり、ステンシルシールを貼ったりと、色んなアレンジができるのも空き瓶キャンドルフォルダーの魅力です。
夏休みの自由研究に、色んな素材を用意して、世界に一つだけのオリジナルキャンドルフォルダーを作ってみてください。
▶キャンドルの作り方は、こちらの動画がおすすめ!
[ボタニカルキャンドル]アロマ香るキャンドルを手作り!Botanical candle DIY-レシピ&撮影バックステージ
レシピ2.空き瓶がおしゃれなランプシェードに大変身
メイソンジャーのような蓋つきの空き瓶を使えば、おしゃれなランプシェードを作ることができます。発光すると電球は熱くなるので、耐熱性のある瓶がおすすめ。
今回紹介するDIYレシピは、透明な空き瓶を使ったシンプルなランプシェードです。瓶の蓋に穴を開けるので、子どもと一緒にDIYする際は、道具の扱いに注意してください。
<用意するもの>
・蓋つきの空き瓶
・電球
・ペンチ
・かなづち
・金切りバサミ
・コードつきソケット
・釘
<作り方>
1.ソケットの大きさに合わせて瓶の蓋に印をつけ、金切りバサミでぐるりと穴を開けます。
金切りバサミでカットした穴の周囲は、ペンチで内側に折り曲げておくと安全です。
2.開けた穴の回りに、かなづちと釘で小さな穴をたくさん開けていきます。
小さな穴は、電球の熱を逃すための大切な工程です。
釘で穴を開ける際は、釘で作業台を傷つけないよう注意しましょう。蓋の裏に端材など使 わない木材を挟むと、必要以上に飛び出しても安心です。
3.穴を開けた瓶の蓋にソケットをはめ込み、電球を取り付けます。
4.蓋をしめたらランプシェードの完成。
もっと簡単に作るなら、LEDのイルミネーションコードを瓶につめてみましょう。
瓶の素材や色味、電球の種類によって光り方も変わります。どの瓶がどんな風に光るのか試してみるのも、夏休みの自由研究にできるかもしれませんね。
▶ランプシェードの作り方は、こちらの動画もおすすめ!
[簡単DIY]レースで作るランプシェード・初心者にも簡単!レシピ&撮影バックステージ!
レシピ3.100均の瓶をアンティーク風ボトルに
動画:プライマーなしで簡単♬100均の瓶をアンティーク風ボトルにペイントリメイク – Antique paint bottles
飾り気のないシンプルな瓶も、塗料やシールを使っておしゃれにすることができます。
塗り方を少し工夫するだけで、色んなテイストの瓶を作ることができるはずです。
今回紹介するDIYレシピは、100均の透明なガラス瓶を、アンティーク風にペイントする方法です。ガラス専用の塗料を使い、アンティークっぽく見せる塗り方を伝授!ぜひ、参考にしてみてください。
<用意するもの>
・ガラス瓶 (セリア)
・ガラスペイント 泡玉 (ターナー色彩)
・ガラスペイント 氷砂糖 (ターナー色彩)
・アンティークメディウム (ターナー色彩)
・ダストメディウム (ターナー色彩)
・転写シール 透明タイプ (エーワン)
・ステンシル筆 (ダイソー)
・メラミンスポンジ
・スポンジ
・キッチンペーパー
・霧吹き
<作り方>
1.ガラスペイントの泡玉と氷砂糖を2対1の割合で入れ物に移し混ぜます。色を薄めるとアンティーク風の薄い水色になります。
2.1をステンシル筆でよく混ぜ泡だてたら、ガラス瓶にステンシル筆で塗ります。
3.塗ってすぐに、メラミンスポンジで表面を押さえるようにならしてください。泡がキレイに表現できます。
4.乾いたら、転写シールにデザインした文字を反転印刷します。転写シールはビンに貼り付けて、上から少し擦ってください。
100円ショップで販売してる転写シールのラベルを使ってもOKです。
5.濡れたキッチンペーパーを上から押し当てて、転写シールの紙全体を充分湿らせます。
ビンに転写シールがくっついたら、転写シールの裏紙をめくってください。
6.乾かしたら、アンティークメディウムを少しスポンジにつけビンの角や所々につけ汚します。アンティークメディウムで汚れを表現します。
7.ダストメディウムで埃っぽい汚れを表現したら完成。
※アンティークメディウムと重ねることにより、深みのあるアンティーク加工が表現できます。
どこにでもある透明な瓶も、工夫次第でおしゃれなインテリアに変身します。工具も使わず、絵を描くような感覚で作れるので、子どもと一緒に楽しめるのではないでしょうか。
▶塗料について参考記事はこちら!
DIYのきほんを覚えよう 塗料編
DIYのきほんを覚えよう アンティーク加工編
レシピ4.空き瓶で作るキラキラスノードーム
動画:キラキラ!あのスノードームを簡単DIY -Snow Globe DIY-
ガラスの中の幻想的な風景がきれいなスノードーム。精製水と小さな空き瓶を使ってDIYすることができるんです!
今回紹介するDIYレシピは、100均の瓶と貝殻を使って夏らしさが感じられるスノードームです。貝殻の上を舞うキラキラのラメがファンタジックな海の世界を感じさせてくれます。
作り方はとっても簡単で、小さなお子さまも一緒に楽しめるでしょう。
<用意するもの>
・空き瓶(セリアの蓋が黒いもの)
・貝殻
・ビー玉
・グリセリン※1
・精製水※2
・キラキラパーツ
・グルーガン
※1 グリセリンとは、保湿剤のひとつです。無色無臭の粘り気のある液体で、多くの化粧品に使われています。薬局でも購入することができます。
※2 精製水とは、特殊な加工で水道水などに含まれている細菌を殺菌・除去した「純粋」とも言われる水です。医療品や美容品の他に、精密機械にも適しています。
<作り方>
1.空き瓶の蓋の内側に貝殻やビー玉をグルーガンを使ってつけます。
貝殻じゃなくても、蓋が閉まる大きさのもので水に強いものなら、好きなものでOK!
2.瓶に、グリセリンと精製水を3:7くらいの割合で入れます。
グリセリンが多すぎると少し濁ったようにみえるので、入れ過ぎに注意。
3.貝殻つけた蓋を閉めると完成!
中に入れるパーツも、貝殻だけでなくビー玉やビーズなど自由に組み合わせられます。小さなフィギアなどを入れて、ジオラマ風に作ることもできるでしょう。子どもと一緒にお好きな世界観を表現してみてください。
3.まとめ
空き瓶ひとつで様々なリメイクが楽しめます。ペイントしたり、麻紐をまいたり、アレンジ方法はたくさんあります。100均で揃えられる道具で加工することができるので、気軽にDIYが楽しめるのではないでしょうか。
また、自由に加工できる空き瓶リメイクは、夏休みの宿題にもおすすめです。作りたいものをイメージしながら、色々とチャレンジしてみてくださいね。