DIY

DIYのきほんを覚えよう アンティーク加工編

目次

DIYに取り組む中で、「もう少し使い込んだ印象に仕上げたい」と思う瞬間があるかと思います。塗料を使用する際にワックスやステインのみで仕上げる場合でも、アンティークな風合いは出ますが、もう一手間加えることによって、より作品のクオリティを高めることができます。

今回は、仕上げにおすすめな塗料をご紹介します。

▶おすすめ記事
DIYのきほんを覚えよう 道具編
DIYのきほんを覚えよう 動作編
DIYのきほんを覚えよう 塗料編

1.アンティーク塗料とは

瓶の塗装写真:プライマーなしで簡単♬100均の瓶をアンティーク風ボトルにペイントリメイク – Antique paint bottles

表面の汚れを表現するために使用する塗料です。
通常の塗料よりどろっとした質感のものが多く、バサバサのハケやウエス、スポンジなどで叩くように塗装していくと程よい汚れ感がつきます。
通常の塗料のようにベタ塗りしてしまうと失敗するので注意。

茶色やグレーなど様々な種類が出ているので、作品との色のコントラストを見て使い分けましょう。

商品例:ミルクペイントアンティークメディウム、ダストメディウムなど

2.クラック塗料とは

アンティーク風の塗装写真:子供の椅子をインテリアに合うヴィンテージ風にペイントリメイク

ひび割れを表現できる塗料です。
アンティーク家具などで、塗装が経年劣化によりひび割れてきているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
実際にひび割れるまでには長い年月がかかりますが、この塗料を使えば比較的簡単にひび割れを再現することができます。

まず下地の塗装。割れ目から見える部分の色を決めて塗装していきます。
例えば、下地が白、ひび割れさせたい色が青であれば、ここでは白を塗っていきます。
次にクラック塗料。塗る方向によってひび割れかたが変わるので、お好みの方向に塗っていきます。
最後にクラック塗料を塗った部分にひび割れさせたい塗料を塗っていきます。
必ず同じ方向に塗るのが綺麗に仕上げるポイントです。

商品例:ミルクペイントクラッキングメディウム、P-Effectorパリパリベースなど

3.漆喰風塗料とは

缶にミルクペイント写真:漆喰塗料を使ってJUNKなリメ缶の作り方♬

古い建物の内装では、漆喰(しっくい)というデコボコした風合いの塗装が施されていることがよくあります。実際には左官職人がコテを使って模様をつけていくのですが、これを一般の方でももう少し手軽に楽しめるのが漆喰風塗料です。

ケーキにホイップクリームを塗るようなイメージで、バターナイフや指を使って直感的に好きな模様をつけることができます。また、乾燥後に好きな色で塗装することもできるので、色々な表情を楽しめます。

商品例:ミルクペイントプラスターメディウム、P-Effectoerデコボコベースなど

4.金属風塗料とは

アイアンペイント写真:100均のアレがアイアン風に大変身!!コツを掴めば簡単に作れる立体パネル

作品を作った際に、アクセントになるのがこの金属風塗料。
木部やプラスチックに塗るだけで、金属風の仕上がりにすることができます。

塗る時はスポンジやウエスを使って、立体感を出すことでよりリアルに仕上がります。
先ほどご紹介した漆喰風塗料の上から塗るのもおすすめです。

商品例:アイアンペイント、タカラ塗料など

5.錆び風塗料とは

錆風ペイント写真:[おうちカフェ]ドリッパースタンドをDIY!サビ加工に簡単ステンシルも- Coffee brewer stand DIY& add rust effect

金属の腐食によって発生する錆びですが、これを実際に作品に取り入れようとすると時間や衛生面でもなかなかハードルが高いですよね。
錆び風塗料を使用することで、比較的簡単に錆びた風合いを出すことができます。

茶色や黄色など様々な色を使って、ハケやスポンジで塗装していきます。
アイデア次第で様々な表情を作ることができるので、好みの雰囲気に塗装していきましょう。

6.やすりがけ

塗料は経年劣化によって傷が付いたり剥がれていくものです。
塗装をわざとやすりで削ることで、アンティーク感を演出することができます。
削る際は、角を中心に削るなど、実際に劣化しやすい場所をイメージしながら作業していくとスムーズです。
やすりの他にも、マイナスドライバーや刃物で傷をつけたり、釘を打ってみたりすることでクオリティが上がります。

最後に

今日はアンティーク加工についてご紹介していきました。
ご紹介した以外にも、様々なアンティーク加工ができる塗料が発売されています。
アイデア次第で色々なやり方があるので、皆さんもチャレンジしてみてくださいね。