インテリアとして人気があるテラリウム。最近では、ホームセンターや雑貨店などでも専用のコーナーがあるほどで、とても身近になってきました。ここではテラリウムの魅力や作り方、インテリアに取り入れるアイデアについて紹介します。
1.魅力たっぷりのテラリウム
テラリウムとは、ガラスの器やボトルに土や水を入れ、そこにオーナメントとともに植物や生き物を入れて飼育するディスプレイのことです。ここでは植物を使ったテラリウムについて紹介します。
お気に入りのガラス容器に、植物やオーナメントを集めて作るテラリウムは、まるで小さな植物園。多肉植物やエアプランツ、苔、フェイクグリーンと使える植物も多く、植物以外のオーナメントもサイズが合えばOKなので、小さなガラス容器の中に自分だけの世界観を表現できることが魅力です。
手のひらサイズから作ることができるので、狭いスペースでも気軽にグリーンが楽しめます。使う植物を選べば日があたらない場所でも大丈夫。インテリアとして映えるだけでなく、ものによっては四季の移り変わりや成長を楽しむこともできます。人気があるのも納得ですね。
2.テラリウムをDIY
一口にテラリウムと言っても、その種類は様々です。今回は見た目にもかわいい多肉植物とエアプランツを組み合わせたテラリウムの作り方を紹介します。必要な材料は、雑貨店やホームセンター、100円ショップなどで揃えることができます。
【準備するもの】
・好みのガラス容器
・多肉植物(2種)
・エアプランツ
・木や小枝
・水・園芸用の土(容器の大きさに合わせた量)
・園芸用ゼオライト
・排水用の小石(適量)
・ビーチサンド(少々)
【作り方】
1.園芸用の土に、しっとりする程度に水を含ませる。
2.ガラス容器の底に根腐れ防止のために園芸用ゼオライトを敷き、その上に排水用の小石を1cmほど敷き詰める。
3.1の土を容器の1/3くらいのところまで入れ、手で押しながらなだらかにする。
4.あらかじめ根から土をとっておいた多肉植物を植え、土の表面にビーチサンドを散らす。
5.エアプランツや一緒にディスプレイしたい木、小枝を配置したら完成。
多肉植物の水やりのタイミングは、土の表面が乾いて白っぽくなってきた頃。直接水がかからないようにすることがポイントです。エアプランツは空気中の水分を吸収して生きているので、ガラス容器は蓋をしない方が良いでしょう。どうしても蓋をしたいときは、一日一回開けるなどして換気をしてください。
そのまま飾っていた多肉植物やエアプランツも、少し手をかけてテラリウムにすると自然を切り取ったようなアートのように楽しめます。
3.テラリウムのディスプレイアイデア
テラリウムをDIYしたら素敵に飾りたいですね。ディスプレイに変化をつける手軽な方法は、使うガラス容器を工夫することです。アンティーク風のビンやメイソンジャーを使ったり、フラスコや電球などのちょっと変わったガラス容器で作ると面白いディスプレイになります。
天井やカーテンレールから吊るしてもいいでしょう。ハンギング用のガラス容器を選べば穴が開いているので簡単。そうでない場合は工夫が必要ですが、難しくはありません。メイソンジャーやビンなら、口のところに紐を巻き付けると吊るすことができます。麻紐や革紐を使うと雰囲気が出ます。紐を付けることが難しいガラス容器なら、観葉植物をハンギングするためのワイヤー小物を使うと便利です。
複数のテラリウムを吊るすときは、高さを変えてバランス良く飾ってみてください。
家の中で楽しめる小さな緑の世界
身近にある材料で作ることができ、誰でも楽しめる園芸のスタイルとして人気のテラリウム。小さな世界ですが、見ているだけで癒されそうです。まずは手軽に入手できる空き瓶を使って、作ってみてはいかがでしょうか。