ライフスタイル

部屋づくりのポイントはカーテンの黄色に合わせて、ほかの家具や小物を選ぶ|こだわりの部屋づくりvol.10:後編

目次

お気に入りのインテリア、手作りの家具、居心地の良さを追求したリノベーションなど、住まう人の理想が詰まった「こだわりの部屋づくり」についてご紹介するこちらのシリーズ。

前編ではhiyokokko90さんの部屋のコンセプトや収納についてご紹介しました。後編では、hiyokokko90さんの部屋づくりの過程や家具の選び方、ライフスタイルについてご紹介します。北欧テイストの部屋づくりは、大好きな黄色のカーテンを選ぶことからスタートしました。

【hiyokokko90さん】
年齢:30代 仕事:建築業の一般職
「今の部屋は、今年で3年目です。更新や気分転換などで、過去に2回ほど引越しをしています」

【住んでいる物件】
hiyokokko90さんが住んでいるのは、東京都にある1K・6畳のお部屋です。職場に通いやすく、実家にも帰りやすい場所を選んでいます。駅からは徒歩10分程度で、3路線を使うことができます。今の部屋を選んだのは、築年数が浅くて外観、室内ともにきれいだったからだそうです。バス・トイレが別で、独立洗面所が譲れない条件なので、部屋の狭さは妥協しています。周辺は閑静な住宅街で、とても暮らしやすいところだと話してくれました。

1. 部屋づくりの過程

今の部屋への引越しをきっかけに、ほとんどの家具を買い替えたというhiyokokko90さん。持ってきたのはベッドだけだそうで、部屋づくりのスタートはカーテン選びからでした。

部屋づくりの過程1

①カーテン
温かみを感じさせる暖色系のカーテン以前から、好きな色の黄色をカーテンに取り入れてみたいと考えていたそうです。部屋の中で大きな面積を占めるカーテンには、ホワイトやベージュなど無難な色を選ぶほうが、失敗は少ないでしょう。hiyokokko90さんが黄色を選んで成功しているのは、部屋の色味に合わせているからです。温かみを感じさせる暖色系のカーテンは、カーテンレールに吊るしている観葉植物の緑と好相性です。

カーテンは1番好きな色の黄色と決めていたので、そこから部屋づくりをスタートしました!

②チェスト
カーテンの色味とも相性がいいチェスト収納スペースが少ないと感じていたので、チェストは欲しいと思っていました。カーテンの色味とも相性がよかったので、即決でした

チェストを購入する際に、考慮したのは下記の2点だそうです。

・圧迫感がない
・飾り棚も兼ねられる

ブラックやダークブラウンなどの色の濃い物よりも、ホワイトや白木などの色の薄い物のほうが圧迫感を感じさせません。また、インテリアが好きな人にとっては、飾り棚の存在は欠かせないのではないでしょうか。限られたスペースで飾り棚を楽しむなら、hiyokokko90さんのように収納を兼ねたタイプがおすすめです。

部屋づくりの過程2:季節ごとの変化

季節ごとの変化をインテリアで表現すれば、暮らしをより楽しむことができます。hiyokokko90さんが実践しているインテリアの一例をご紹介します。

・クリスマス
季節感のある手軽な模様替え季節ごとのしつらえといっても、気負う必要はありません。ドアノブに白樺のオーナメントをかけたり、壁にタペストリーを吊るしたり、普段の飾りを少しだけ変えたりするだけで、印象は変わります。hiyokokko90さんのように、季節感のあるお皿を活用すると手軽な模様替えができます。

部屋づくりの過程3:小物

hiyokokko90さんの部屋は、随所に置かれている小物選びにセンスを感じさせます。そうした小物選びのセンスは、どこから得ているのでしょうか。

小物は基本的に直感で選んでいます。部屋のイメージが膨らむものだけを選ぶようにしているので、かわいいなと思っても部屋の雰囲気に合わなかったら購入しません

センスを磨くためには、日頃からインテリア雑誌に目を通したり雑貨屋さんに足を運んだりすることが大事と教えてくれました。
お気に入りの小物1番のお気に入りの小物はテーブルの上にある、陶器でできた猫の置物だそうです。

③花器
色や形がベストなバランスの花瓶小物と同じようにhiyokokko90さんが愛してやまないのは、花瓶や食器類です。花瓶を1つだけ増やそうと思っていたところ、気づいたら3つになっていたと笑っていました。3つの花瓶の色や形がベストなバランスなのはさすがです。

インテリアにこだわるようになったきっかけと今後の部屋づくりについて

幼いころからインテリアに興味を持っていたものの、当時の部屋はテイストが定まらずに統一感のない部屋になっていたそうです。素敵な部屋をつくるには、ただ好きなものを揃えるだけでは難しいのかもしれない…と気がついたのは最近のこと。本格的に興味を持ち始めたのは一人暮らしを始めてからです。

6畳の限られたスペースで部屋づくりをするのは大変ですが、今後は四季ごとに、もっと季節を感じる部屋づくりをしていきたいです

2. 色味×素材×値段で、家具を選べば失敗しない!

家具選びでhiyokokko90さんが気をつけているのは、色味と素材を統一することです。部屋にあるほとんどの家具にはオーク材が使用されています。オーク材のメリットは、値段の安さとhiyokokko90さんこだわりのカーテンと色が合う点です。

今使っている一人暮らし用の家具は、一生使う用の家具とは考えていません。なので、なるべく値段が安い物を選ぶようにしています

家具・インテリアを購入する際には、店舗に足を運んだり、ネットで見たりして決めています。よく購入するのは、無印良品やIKEA、楽天だそうです。

同じようなデザインがあって悩むこともありますが、最終的な判断は『現在の部屋のテイストに合う北欧っぽい物かどうか』を基準にしています

3.趣味や休日の過ごし方

食べることと飲むことが好きと話すhiyokokko90さんにとって、気の合う友人と過ごす時間はかけがえのないものです。仕事終わりの平日は家にいて、週末には友人たちと出かけるのが現在のライフスタイルです。趣味はスノーボードで、毎週末ゲレンデ通いをしていた時期もあると話してくれました。

4.これから部屋づくりを始めたい方へ

部屋づくりで1番大事なことは「自分の好きなものを知ること」だとhiyokokko90さんは話してくれました。好きなもの自覚している人は、買い物に無駄がありません。購入した物にはおのずと統一感も出てくるでしょう。hiyokokko90さんは、日本の古い物やイギリスアンティーク、フランスアンティークなどに以前は魅力を感じていたそうです。

新しい物より、年代を感じさせるような古めかしいテイストの物に惹かれる傾向があります。古着を好きだった時期があるので、そのときの経験が影響しているのかもしれません

これまで取材をさせていただいた部屋づくりにこだわっている方の中には、ファッション好きの方も多くいらっしゃいました。hiyokokko90さんのように、ファッションの好みがインテリアに影響を与えるケースもめずらしくありません。

インテリアのカテゴリーにとらわれず、もっと大きな視野で、自分が何に惹かれるのかを探ってみてください!

※hiyokokko90さんのインスタグラム

アカウント名:hiyokokko90
日常を切り取ったような投稿を意識しているので、投稿しているのはすべて自分の家で撮った写真です。部屋の写真のほかに、大好きな雑貨や器も載せています。直感でかわいいと感じた物を、皆さんにも見て欲しいです。お気に入りは2018年9月24日の物です。
お気に入りの画像
hiyokokko90さんのInstagramを見る

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