お気に入りのインテリア、手作りの家具、居心地の良さを追求したリノベーションなど、住まう人の理想が詰まった「こだわりの部屋づくり」についてご紹介するこちらのシリーズ。
前編ではYUKIさんの部屋のコンセプトやお気に入りのアイテム、部屋での過ごし方などについてご紹介しました。後編では、部屋づくりの過程や、収納方法をご紹介します。特に注目したいのは、普段見えない部分まで美しく整えられたYUKIさんの収納方法。使い勝手を重視しながら、見た目にもこだわった部屋づくりをご紹介します。
【YUKIさん】
年齢:35歳 仕事:PR
家族構成:夫婦二人暮らし
【住んでいる物件】
間取り:2LDK
1.部屋づくりの過程
現在の部屋は、やわらかなモノトーンテイストで揃えているYUKIさん。賃貸で二人暮らしをしていたときは、部屋づくりがうまくいかなかったそうです。マンションの購入を機に、こだわりの空間にしようと決めたそうです。
部屋づくりの過程1:少しずつ大物家具を買い替える
今の部屋にある家具・インテリアは、鏡、冷蔵庫、洗濯機以外をすべて新調しました。一気に買い揃えるのは費用的にも負担がかかるため、YUKIさんはマンションを購入した後、カーテン、テーブル、テレビ台、座椅子、ベッド、チェストと徐々に入れ替えていきました。
あらかじめ欲しい商品の目星をつけておき、セールのタイミングで安く購入するのが買い替えのコツとのこと。万が一、売り切れてしまったときは、似たものを一生懸命探します。あわてて妥協したものを買わず、お気に入りだけをじっくり揃えていくことが、愛着の持てる理想の部屋づくりの第一歩です。
部屋づくりの過程2:グリーンを取り入れる
モノトーンテイストの部屋にはグリーンがところどころ吊り下げられていて、ナチュラルな雰囲気を演出しています。
部屋づくりの過程3:DIYをする
この部屋に引越してきてから、DIYをするようになったYUKIさん。ご主人も手伝ってくれるそうで、二人で楽しんでいます。
・ベッド
大きすぎず小さすぎないちょうどいいサイズ感のセミダブルベッド。ナチュラルな床の色に合うよう、木枠の色を塗り替えたそうです。床の色味を近づけることで、一体感が出ています。
・本棚
本棚は左側の棚板を外し、白いファイルボックスを入れて雑誌や書類を収納しています。右側にはカラフルな本が並んでいますが、ここにも白い扉を取り付けて目隠しをしています。
インテリアに興味を持ったきっかけと今後の部屋づくり
YUKIさんが一人暮らしをしていた頃は、ピンクをベースに姫系インテリアに統一した部屋に住んでいました。6畳ほどの部屋に自分の好きなものだけを置き、心地よい空間をつくる楽しさを知りました。当時から収納にこだわった部屋づくりをしていたそうです。
見えない部分まで整理整頓されているYUKIさんの部屋ですが、奥行きのありすぎるシューズボックスなど、まだ使いづらい部分もあるそうです。今後は、そういった気になる部分を改善していきたいと話してくれました。
2.収納について
YUKIさんの収納のポイントは、アイテムごとの細かい分類と、使い勝手を考えたラベリングです。見えない場所であっても、開けたときにテンションが上がるよう、徹底して気に入ったデザインのものを揃えています。
ドレッサー
トレイ:mon・o・tone
カッターで切れる硬質ウレタン素材のトレイを、引き出しのサイズに合わせてカットしました。2段に重ねてコスメを収納しています。
キッチン
料理が得意なYUKIさん。シンク下のスライド式収納には、調理道具が美しくしまわれています。
ファイルボックス:無印良品
食器棚の中はファイルボックスを活用してストックを整理しています。
バラバラになりがちな書類は、スチロール仕切りスタンドを使い立てて収納。取り出しやすさと見た目の美しさが両立しています。
使いやすさを考えて、細かくラベリングをしています。ラベルはP-TOUCHを使い、スマホでつくっています。
ウォークインクローゼット
クローゼットの中は、チェストとボックスを使ってすっきりと整理されています。バッグはファイルボックスに入れて下部に置いています。
活用しているファイルボックスは全部で20個以上。無印良品の物が多く、希望のサイズが店頭になければインターネットで検索して購入しているとのこと。デッドスペースの活用方法として、お手本にしたいポイントです。
3.これから部屋づくりを始めたい方へ
トライアンドエラーを繰り返して理想の部屋に近づけてきたYUKIさん。部屋づくりと収納について、アドバイスを頂きました。
※YUKIさんのインスタグラム
アカウント名:heroine__snow
お気に入りの1枚は、2017年2月13日のものです。
Instagramでたくさんのいいねがついた思い出深い1枚だそうです。これからも自分の好きなものを投稿して、趣味が近い人とつながっていきたいと話してくれました。