ご自宅での時間を楽しむために、この自粛期間で植物を育てはじめた方も多いのではないでしょうか。たくさんの観葉植物の中から、お気に入りの1つを探すのは楽しいですよね。また、意外と困るのがおしゃれな植木鉢(プランター)を探すのが難しいこと。
今回は、真っ白なプラスチックの鉢に、簡単なペイントリメイクをしてみましょう!セメント風の塗装を施すことでシックな印象になり、グリーンの色合いがより映えます。
教えてくれるのは、インスタライブでおなじみのDIY工房LIFULL Fabのスタッフ、ぬまちゃん。身近にあるアイテムを、DIYでどこまでおしゃれにできるか動画もあわせてぜひご覧ください。
1.使用した材料
〈材料〉
■腐葉土
■赤玉土
■軽石
■ココファイバー
■観葉植物
■プラスチック鉢
〈道具〉
■グレーペンキ
■白ペンキ
■DEKOBOKO BASE
■プラカップ
■紙コップ
■はさみ
■はけ
■スポンジ
2.プラスチックのプランターをセメント風にリメイク!
真っ白で素朴な植木鉢が、ペイントリメイクでガラリと雰囲気が変わります。
コンクリートのように見せる作り方を見てみましょう!
作り方1.作業テーブルにマスカーテープを貼る
塗装する前に、テーブルを養生していきます。使用するのは、マスキングテープと養生シート(ポリシート)が一体となっているマスカーテープ。DIYをする方であれば、ひとつは持っていて損はありません。テーブルや床を汚れから守ることができ、事前準備から片づけまで効率的に行うことができます。
作り方2.塗料を作る
今回使用するのは、こちらの「DEKOBOKO BASE※1」。
※1 DEKOBOKO BASEは厚み3cm程の厚塗りができる水性塗料。塗るときはホイップクリームのように柔らかいが、乾燥すると硬くなる。下地ベースとして使用。
カップにDEKOBOKO BASEを入れたら、少量の水を入れます。
水性のグレーペンキも加えます。今回使用したのは、ROOM BLOOM。
割箸で、どろっとツノが立たないホイップクリームくらいの濃度になるまで混ぜましょう。
作り方3.塗料をぬる
プラスチック鉢に入った観葉植物を取り出します。
プラスチック鉢に塗料を塗っていきます。下地になるため、ラフに塗料をのせていきます。
作り方4.スポンジを使ってセメント風に加工
塗料が乾く前に、スポンジで叩きつけるように模様を作っていきます。
スポンジはザラザラしている面を使うことで、セメントの質感にぐっと近づきます。
スポンジでプランター全体をまんべんなく叩いていきます。細かな凹凸ができ、コンクリートの表面を連想させます。
スポンジで叩き終わったら、少し置いて乾燥させます。
作り方5.2度塗りをする
乾燥したら、2度目の塗料を塗ります。塗装後、スポンジでたたく作業を繰り返してください。
スポンジで叩き終わったらプランターを乾かして完成です。2度塗りをしたことで厚みが増し、よりセメントの質感に近づきました。
作り方6.土の準備
紙コップをはさみでカットし、簡易スコップを作ります。土が掬いやすいよう、高さに差をつけてカットしましょう。
観葉植物用の基本の土を作ります。今回は赤玉土6杯、腐葉土4杯を紙コップですくい、容器に入れました。
容器の中の土を紙コップを使いかき混ぜます。
室外用は保湿性の高いバーキュライト※2、室内用は虫・カビ対策にピートモス※3を追加すると、観葉植物の成長を助けてくれます。
※2 ※3 農業や園芸に使われる土壌改良用の土。
作り方7.観葉植物の準備
観葉植物の根元を持って、ゆっくりとカップから抜きます。
根に着いた古い土をやさしく手でほぐし、落としましょう。
作り方8.植え替えをする
塗料の乾いたセメント風プランターに植え替えをします。
さきほど混ぜた基本の土、古い土を取り除いた観葉植物、鉢底用の軽石を用意します。
セメント風プランターに軽石を入れていきます。分量は鉢底の5分の1から6分の1ほどあれば十分です。
続いて、鉢の3分の1くらいまで基本土を紙コップで入れていきます。
観葉植物の入るスペースの余裕が必要なため、分量に注意しましょう。
観葉植物の位置が決まったら、残りの基本土を足していきましょう。
観葉植物か固定されたら、たっぷりお水をそそいでください。
お好みでココファイバーなどをかぶせます。土の表面にココヤシファイバーをかぶせることで、土ぼこりが立たず、虫なども土に侵入しにくくなるメリットもあります。インテリアの観点からも、観葉植物の見栄えをぐっと上げてくれるアイテムです。
これで完成!
3.プランターリメイクやDIY、植物の飾り方の紹介
他にもプランターのDIYや植物の飾り方を教えます。
【鉢カバーDIY】キャスター付きだから重たい鉢も楽に運べて便利!
動画:キャスター付き・杉板で簡単PLANTS鉢カバーを作ろう!
杉板を使ったおしゃれで便利なPLANTS鉢カバー!大きな鉢もすっぽり収まり、カバーがそのままプランターのように見えます。キャスターが付いているので、鉢の移動もスムーズ。植物だけでなく、収納箱としても利用できそうです。
【セメントDIY】インテリアにも最適なおしゃれプランター
動画:セメントプランターを手作り!マクラメも一緒に。Cement planter & Macrame DIY
植物との相性抜群なセメントプランター。まくらめを編んで吊り下げて飾れば、足元の邪魔にもなりません。セメントの色や容器の形が違うだけで、雰囲気がガラリと変わります。個性的なインテリアとしても楽しめそう。
植物に合わせてプランターも一工夫。見せ方にもこだわった部屋づくり
写真:あの人の偏愛部屋vol.12 | 植物に囲まれて暮らす!映画からインスピレーションを得てつくりあげた植物愛が過ぎる部屋(SHINPEIさん)
空き瓶、麻紐、平皿など、植木鉢だけでなくさまざまな物を利用して飾られた植物たち。植物の特徴に合わせて、置く場所や見せ方が工夫されているので、参考になるのではないでしょうか。
制作用テーブルを彩る個性的な植物アート
写真:あの人の偏愛部屋vol.11|部屋も1つのキャンバスに。アート愛が過ぎる部屋
植物を管理することで、規則正しい生活に繋がるというアーティストのテーブルは、たくさんの植物が並び個性的。植物を飾ることで、制作活動の刺激にもなっているようです。
4.まとめ
育っていく植物を眺めていると、気持ちが明るくなりますよね。プランターにひと手間加えおしゃれに見せることで、ますます植物を育てることが楽しくなるのではないでしょうか。
ペイントリメイクなら、DIYが苦手な方でも気軽にチャレンジできるはず!ぜひ、動画を参考に、セメント風プランターを作ってみてください。