プライベートでもたくさんの器を持つ、器店『工芸喜頓』店主・石原文子さん。
収納するために気に入った棚がほしいと、DIYをするようになったそうです。
雰囲気と強度を両立させるために……
「アンティークの棚が好きなのですが、食器棚として作られていないことも多く、そういったものは器の重さに耐えられないことがあるんですね。
だから古材を使って自分で作り、L字金具で強化するなど工夫しています」
デザイン的にくぎを打たず、ネジと隣の棚や壁で支える構造。
古材は2週間ほど雨風にさらし、風合いを出しています。
棚を作るための大まかなイメージ図。フリーハンドで好きな形とサイズだけを描く、気に入ったものを活かすのはアイデア次第。
食器棚のほかにも、階段の側板用に作られた板に一目惚れし、ベランダの鉢置きへアレンジするなど、DIYのアイデアは尽きないそう。
「DIYの知識はなくても、詳しい友人などの力を借りながら、まずはやってみることが大事」と石原さんは楽しそうです。
石原文子さん
アパレル関係の仕事を経て、世田谷区にある器店『工芸喜頓』をオープン。日本の民芸品をメインに、アパレル時代の経験を生かし、フランスの器なども扱う。工芸喜頓
コンテンツ提供:『暮らし上手』編集部