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DIYのきほんを覚えよう 電動トリマー編

目次

DIYの工程は一通りできるようになったけど、何か物足りない…そう感じたことはありませんか?
そのお悩み、電動トリマーを取り入れることで解決できるかもしれません。
DIYの基本工程である切断、研磨、組み立てに慣れたら、電動トリマーでワンランク上のDIYにチャレンジしてみましょう。

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1.トリマーとは

トリマーとはトリマーとは、面取りや溝切りを行う電動工具です。
安全面はもちろん、手作業ではできない華やかな装飾できる面取りと、ガラスやアクリルなどをはめ込める溝切りなど、作品のクオリティをグッと上げることができます。

トリマーの効果1:面取り

面取りの様子面取りとは、面取りビットと呼ばれる先端パーツを使って、テーブルの角やフレームの角を加工することを指します。
ビットには様々な種類があり、形はもちろん、刃の出し具合によって装飾を変えることができます。

トリマーの効果2:溝切り

溝切りの様子ストレート、U字、V字など、様々な形状の溝を掘ることができます。
棚板やアクリルなどをはめ込んだり、継ぎ手と呼ばれる凸凹を組んで作る組み立て方を行うことができます。

2.トリマーの選び方

トリマーの選び方ドリルドライバーやインパクトドライバーと同じように、トリマーにもトルクやパワー、コード式、バッテリー式など様々な種類が各メーカーから販売されています。
トリマーはパワーが必要な作業であるため基本的にはコード式のモデルが多く、バッテリー式はマキタ、ボッシュから数モデル販売されています。

加工したい木材が硬い場合はパワーのあるモデル、作業する場所に電源が用意できない場合はバッテリー式など、用途に応じて選んでいきましょう。

また、日本で販売されているトリマーのビットは基本的に6mm軸ですが、海外モデルはインチ規格の場合があります。使いたいビットの種類をよく確認する必要があります。

3.トリマーを使用する上でのポイント

トリマーのビットは時計回りに回転しているため、トリマーの左側に材料がある状態で、手前から奥に向かって加工していきます。

ビットの回転方向に逆らって加工をしてしまうと、キックバック(抵抗により工具が跳ね返ってくること)が起きる可能性があるため、注意して作業しましょう。

また、一度に削れる量は2~3mm程度で、それ以上の深さを削りたい場合は数回に分けて加工する必要があります。
無理に一度に加工しようとした場合、キックバックやビットが折れてしまう危険性もあるため必ず少しづつ加工しましょう。

4.よくあるご質問

インスタグラムにていただいていたご質問をまとめてみました!

Q.トリマーを使う上での注意点、コツはありますか?

ビットの刃を出しすぎてしまうと抵抗が強くなり危険なため、注意が必要です。
刃は約2~3mmだして、様子を見ながら少しずつ深くしていくといいでしょう。スピードも同じように、状況に合わせて調節してください。

Q.まっすぐに加工するにはどうしたらいいですか?

付属のガイドを使用するか、まっすぐな木材を当て木として使用すると、ブレずに加工することができます。

Q.初心者でも使いやすい機種はありますか?

トリマーによってパワーやトルク(回転力)が違うため、作業内容で使いやすい機種は変わります。面取りのみといった、比較的簡単な作業での使用であれば、パワーの弱いものを選びましょう。抵抗が弱く、初心者の方でもスムーズに扱うことができます。

5.さいごに

トリマーは取り扱いが難しいと思われがちですが、使い方を覚えてしまえば色々な場面で活躍する工具です。

今までビスでとめていた部分を溝切りで組んでみたり、切り出したままの天板を面取りしてみるだけで既製品のような仕上がりに。
DIYのきほんに慣れてきた方はぜひチャレンジしてみてくださいね。