外出自粛が続き、在宅勤務へ切り替える企業が増えている中、自宅の作業環境を整えるのに苦労されている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、一人暮らしのお部屋にもぴったりな折りたたみデスクの作り方をご紹介します。
デスクのサイズは幅70cm×奥行45cm×高さ71.8cmと、ノートパソコンを置いても圧迫感を与えない十分な広さ。折りたたむと幅7cm前後とコンパクトにまとまります。
使わないときは折りたたんでしまっておけるので、1K・ワンルームにお住まいの方でも部屋を広く使えますよ。
1.折りたたみデスクの材料
木材
■パイン集合材
350×700×18mm 1枚
50×700×18mm 1枚
■SPF 1×3材
19×63×700mm (A) 6本
19×63×570mm (B) 2本
19×63×174mm (C) 4本
■SPF 1×1材
19×19×50mm 2本
その他
■ブラックアンドデッカー(丸のこ、インパクトドライバー)
■クランプ
■木ダボ
■ダボ錐ビット
■ボンド
■玄翁(げんのう)
■のこぎり
■紙やすり
■丁番(ちょうばん)
■ピアノ丁番
■ビス
■ワトコオイル
■マスカー
■ウエス
■差し金
■鉛筆
2.【DIYレシピ】折りたたみデスクの作り方
※図面はこちらからダウンロードできます。設計図ダウンロード
①丸のこを使い木材をカット
②背板になる脚(図面A)にダボ穴をあける
③木材(図面AとB)をクランプでデスクに固定
④ビスを打ち固定
⑤背板上の木材(図面D)にダボ穴をあける
⑥先ほど固定した背板になる木材にビス止め
⑦脚の木材(図面A’)にダボ穴をあける
⑧脚のパーツ(図面A’とC)にビスを打ち固定
⑨背板と脚のパーツにボンドを入れ木ダボを打つ
開けた穴に、容器の口を突っ込んで直接ボンドを入れる。
ボンドを入れたあと、木ダボを差し込み金づちで押し込む。
穴から飛び出た部分をのこぎりでカット。
⑩ダボを切った箇所は紙やすりをかけてならす
小さな木材に紙やすりを巻くことで、やすりがけしやすくなります。
⑪天板裏に短く切った木材をビスで固定
⑫ワトコオイルで塗装
塗装するときは使い捨てのゴム手袋などを着用し、直接手で触れないように注意しましょう。
⑬乾かす
⑭背板と脚の部分を丁番で固定(上下2箇所)
⑮天板にピアノ丁番を付ける
⑯天板を背板部分に固定
⑰折りたたみデスク完成!
写真のようにコンパクトに折りたたみができ、女性でも持ち運びできる重さです。
折りたたみデスクを使う際は、足を左右に広げて伸ばすだけで使うことができます。
自宅にある椅子を使う場合は、足になる木材の長さを椅子に合わせて調節しましょう。
3.一人暮らしの平均的な部屋の広さ
一人暮らしだと1Kやワンルームの部屋に住んでいる方が多いイメージがありますが、平均的な広さはどのくらいかご存知ですか?
LIFULL HOME’Sの調査(2018年11月)によると、一人暮らしで住んでいる部屋の平均的な広さは28.7m2。約17畳ほどになります。
ワンルームの場合、キッチン・浴室・トイレなども含まれるため、部屋の中で多くの時間を過ごす居間の部分は数値よりも狭く感じるでしょう。1Kでは居間部分のみの数値になります。
また、同調査では一人暮らしの間取りについても質問。回答者の半数が1Kに住んでいるという結果に。次に多かったのはワンルーム。一人暮らしでイメージする間取りと変わりない結果でした。
サイズの合わない家具を置いていると、部屋が狭く見える原因に。一人暮らしの部屋の広さを知っておくことで、お部屋のレイアウトも具体的にイメージしやすくなるでしょう。
参考記事はこちら
【LIFULL HOME’S】一人暮らしの部屋づくりのポイント! スペースを活用するための家具・家電やインテリアについて
4.デスクの大きさについて
自宅で仕事をする時に欠かせないデスク。在宅勤務が始まり、デスクの購入を考えている人も多いはず。会社のデスクを参考に購入すると、一人暮らしの部屋では圧迫感を与えてしまうことも。
一人暮らしのデスクで多く使用されているサイズが、横幅100~120cm、奥行き60~80cmのデスクです。パソコンを1台置いても余裕があり、マウスもスムーズに動かせるため、ストレスなく作業を進められるでしょう。
仕事内容によっては、モニターを複数使うなど必要な機材も異なります。目安の横幅は、ノートパソコンが約45cm、モニターとキーボードを置くなら約60cm、大型ディスプレイ使用する場合は約80cm程度です。デスクを用意するときの参考にしてみてください。
文房具や計算機など、仕事で使う道具は手の届く位置にあると便利ですよね。パソコンを置くデスクの大きさを参考に、ご自身が快適に使えるサイズを計算してみてくださいね。
5.まとめ
1K・ワンルームの間取りでは、家具の配置も一苦労。ものが多すぎると部屋の中が狭くなり不便に感じてしまいます。
今回ご紹介した折りたたみデスクなら、必要のないときはコンパクトにまとめられるためお部屋の雰囲気を乱すこともありません。また、女性でも持ち上げられる重さなので、好きなところに設置でき、引越しの際も簡単に運び出せます。
自宅にいる時間が長い今、気分転換も兼ねて折りたたみデスクのDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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