しめ縄、門松、鏡餅。どの飾りも新年に欠かせないもので、「歳神様」をお迎えするための縁起物です。そんなお正月飾りを、今年は少し手を加えてアレンジしてみてはいかがでしょう。ちょっとした工夫で、いつもとは違う雰囲気のお正月飾りが出来上がりますよ。
1.しめ縄リースでお正月飾りが華やかに
「しめ縄」や「しめ飾り」は、家の玄関や自動車のバンパーに取り付けられているのをよく見かけます。「しめ縄」はお迎えした歳神様の依り代になるものと言われています。キレイに飾り付けてお迎えしてみましょう。今回おすすめしたいのは「しめ縄リース」。水引きを使えば、おしゃれなしめ縄リースが出来上がります。
<材料>
・しめ縄
・松や松ぼっくり、花や赤い実の飾り(フェイクでも可)
・水引き
・ワイヤー
・ハサミ
・グルーガン
<作り方>
1.しめ縄を輪にしてワイヤーで固定し、リース型にする。
2.リースのバランスに合わせて束ねた水引きで輪を作り、中心をワイヤーで固定する。
3.しめ縄リースに、松と水引きをワイヤーで固定。固定した部分を隠すように、松ぼっくりや花や実の飾りをグルーガンでつけていく。
4.最後に水引きの端の長さを揃えたら完成。
リース型にすることで和風のしめ縄リースも洋風な印象に。
色は祝い事に使う金・銀・紫・赤などを使いましょう。水引きと花の色を合わせたしめ縄リースも、統一感が出ます。水引きと一緒にリボンを巻くとさらに華やかですね。
2.マンションでも大丈夫!ミニ門松で玄関を彩って
門松と言えば、本来は門の前に立て歳神様を迎え入れる目印となるもの。門松に使われる竹は、節がありまっすぐに伸びることから、まっすぐに幸せな人生の節目を迎えるようにという願いがあり、松は生命力が強く長寿や健康を意味します。そんな縁起物の門松は、用意しておきたいですよね。
しかしマンションなどの集合住宅では、なかなか飾るのが難しいもの。そんなときは、ミニ門松を作ってみるのはいかがでしょう。玄関の棚・リビングなど、好きなところに飾れるのが嬉しいですね。
<材料>
・竹の器
・オアシス
・松やお好みの花、南天の実など飾りたいもの(フェイクでも可)
・水引き
・和紙
・紐やリボン
<作り方>
1.竹の器に合わせて、カットしたオアシスを入れ土台を作る。
(フェイクグリーンの場合は、スポンジで代用可能。)
2.飾りたい植物と水引きをバランスよくオアシスに差し込みながら、全体的に形を整える。隙間なく寄せるようにオアシスに差していくと仕上がりが綺麗です。
3.竹の器に和紙を巻き、お好みの紐やリボンを結んだら完成。
竹の器は雑貨店で売っている竹製の蕎麦猪口を使ってもいいですし、観葉植物のコーナーなどに置いてあることも。フェイクグリーンなら、さらに簡単に仕上がります。ミニ門松が一つあるだけで、お正月の雰囲気が一気に高まります。
3.鏡餅も華やかにアレンジしてみて
鏡餅は、家族の幸せを願って歳神様へのお供え物として飾るもの。お餅を大小重ねるのは、陰(月)と陽(太陽)を表しており、この二つを重ねることは福徳が重なることを意味するのです。今年は、ひと手間かけてアレンジしてみてはいかがでしょう。
<材料>
・市販の鏡餅
・ダイダイ(みかん)
・水引き
・紅白の和紙
・松や南天の実
<作り方>
1.市販の鏡餅に水引きを飾る。水引きは結び方に意味があるため、ご祝儀袋についている水引きを利用するとよいでしょう。
2.大小の紅白の和紙を重ね、鏡餅を乗せたらダイダイ(みかん)を乗せる。
3.松や南天の実などの植物を束ねて、添えたら完成。
松や南天の実といった縁起物を添えると、ぐっとお正月を盛り上げてくれそうです。
素敵なお正月飾りで気持ちの良い新年を
お正月飾りに少し手をかけるだけで、いつもとは少し違う新年を迎えられそうですね。気持ちも新たに、よい新年をお迎えください。