DIYに興味はあるけど、なにから始めればわからない……。
そんな方にオススメの第一歩は、道具をそろえてみること。
道具があれば、できることが増えてDIYがぐっと身近になります。
そうは言っても、ホームセンターへ行くとたくさんの道具があってどれを選べばいいか迷ってしまう人も多いはず。
ここでは初心者向けの道具の揃え方をお伝えします。
目的から道具を選んでみよう
思いつきやデザインで買ってしまってはいけません。
初心者が道具をそろえる時におさえるべきは、目的!
DIYで必要となる作業に使われる道具を選ぶことがポイントです。
目的1 測る
自分サイズでモノを作ることができるのがDIYの醍醐味。
そのためには、置く場所のスペースやパーツのサイズなどを”測る”ことが必要です。
”測る”道具1 【さしがね】
長さを測るだけでなく、垂直線、平行線が簡単に引けるL字型定規。組み立ての際、直角を確認する時にも使えます。
”測る”道具2 【メジャー】
長さを測る道具の代表格。たるみのない状態で測れるように、ものさし部分が金属製で、ストッパーつきがおすすめ。
目的2 塗る
既製品にはない、部屋の雰囲気にフィットする自分好みの色で仕上げるのもDIYの楽しいところ。きれいに”塗る”ための道具を紹介します。
”塗る”道具1 【刷毛】
塗料を塗るには必須。刷毛は小回りが利き、細かな溝や狭い面を塗る時にも適しています。写真は、毛先が平らな平刷毛。
”塗る”道具2 【ローラー】
広い面を塗る時はローラーが便利。刷毛よりスピーディでムラなく仕上げられます。毛の部分が取り外せるタイプが一般的です。
目的3 穴をあける
色味や風合いで選んだ木材を組み上げていくには、ビスやネジを打つために”穴をあける”必要があります。
“穴をあける”道具 【キリ】
柄の部分を回転させ、先端の針で小さな穴をあけます。木材にビスを打つ時、キリで下穴をあけると打ちやすいです。
目的4 削る
市販品と手作りで違いが出るのが、仕上がりの美しさ。やすりなどで表面や角を”削る”ことで市販品のような仕上がりに!
”削る”道具 【紙やすり】
表面に研磨材が塗布され、磨くことで木材のケバ立ちをなめらかにします。塗装面の塗料の凹凸を整える時も活躍してくれます。
目的5 切る
DIYらしい作業といえば、やはり木材を”切る”こと。ベーシックなアイテムだから、とことん選んで、お気に入りを手にしましょう!
”切る”道具 のこぎり
木材を好きな大きさにカットできる、DIYには欠かせない道具。片刃と両刃があり、最近では片刃が一般的。
目的6 打つ・留める
切り分けた木材やパーツを組み合わせて仕上げていくために必要なのが、ネジやくぎを”打つ・留める”ことです。
“打つ・留める”道具1 【電動ドリルドライバー】
電動式のドライバー。先端の部品・ビットを取り換えると、ネジ回しの他、穴を開けるなどの作業も可能に。
“打つ・留める”道具2 【金槌】
くぎを打つ時、ダボを叩く時などに使用。写真のタイプの他、打ち跡が残らないよう、頭の一方が凸面になっているものも。
“打つ・留める”道具3 【ハンドドライバー】
ネジを回す工具。プラスドライバー、マイナスドライバーがありネジ頭の形に合わせて使用。電動式よりも手軽に使えます。
道具の持つ機能を知れば、目的のために揃えるべき道具が自然と見つかるはずです。
使い込むほど愛着もわいてくるので、長く使えて手になじむ自分に合った道具をぜひ、探してみてください。
コンテンツ提供:『暮らし上手』編集部 http://www.kurashijouzu.jp/