インテリア

お部屋にハンモックのある生活

目次

日中気温が上がるこの季節、リラックスタイムは室内で過ごすことも増えてきます。室内でゆったりとした時間を過ごすときの注目アイテムは、ハンモック。ハンモックといえば、グランピングやリゾートを彩るアイテムというイメージかもしれませんが、最近では室内のインテリアとしてじわじわと浸透してきています。ここではハンモックの種類や選び方、インテリアについて紹介します。

1.ハンモックのリラックス効果

ハンモックのリラックス効果出典:LIFULL HOME’S リノベーション

ハンモックがインテリアとして人気を集めている理由は、見た目のおしゃれさだけでなく、リラックス効果を得られることにもあるようです。

ハンモックはもともと中南米の先住民が寝具として使っていたもの。高温多湿な気候でも快適に寝ることができるよう、地面から浮いたスタイルになっています。その形ゆえ、ゆらゆらと揺れますが、この「揺れ」がリラックスのポイント。

その揺れが副交感神経を優位にし、脳を休める効果が望めるという研究結果があるほどです。実際に横になると、布に優しく包みこまれるような感覚に。包まれて揺れる感じが、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で羊水に守られながら浮いている状態と似ているので、心地よくリラックスできるという説もあります。

心のリラックスだけでなく、体にも嬉しいことが。通常、横になっているときは、床やベッドマットとの接触で体に圧力を受けています。しかしハンモックの場合は、体が床と接触しないので、圧力を分散してくれます。これが腰痛などの体の痛みや負担を減らしてくれる結果になると言われています。

2.ハンモックの種類と選び方

ハンモックの種類と選び方出典:LIFULL HOME’S リノベーション

室内に設置できるハンモックには、多種あり、形や設置方法によって、いくつかの種類に分けられます。

一般的にハンモックというと、横になることができる「ベッド型」を指します。布に包まれ、ゆらゆら揺られながら眠ることができます。最近は椅子のように座ることができる「チェア型」にも注目が集まっています。チェア型は、一般的なハンモックより場所をとらずコンパクトのため、一人がけソファのように座って使うことができます。

設置方法は大きく分けて、「吊り方式」と「自立式」に分けられます。吊り方式の場合は、天井や壁に金具を取り付けたり、梁にロープを巻きつけるなどして吊り下げます。一方、自立式の場合は専用のスタンドさえあれば、どこにでも設置できます。天井や壁の強度を気にせずに設置することができるので、自立式の方が手軽に取り入れることができます。

ハンモックを選ぶときには、どのような目的で使用したいかをはっきりさせておくと良いでしょう。ゆったりと睡眠をとるならベッド型、読書や会話を楽しむならチェア型と、それぞれの特徴で選んでください。設置方法は、住宅事情にもよります。賃貸の部屋なら、部屋を傷つけない自立式の方が良さそうです。

3.ハンモックインテリア

ハンモックインテリア

ハンモックは、そこにあるだけで絵になる主役級のインテリアアイテム。占める割合も大きいので、初心者であれば、もともとの部屋のインテリアに合わせて選ぶと良いでしょう。

インテリアがナチュラルテイストなら、木目とファブリック素材を使ったチェアタイプのハンモックなどを選んでみてください。ファブリック素材でなく、ロープを使ったものを選べば、アウトドアの雰囲気も出て遊び心のあるインテリアに。シンプルな部屋なら、あえてカラフルなビビッドカラーを使ったものを置いて、アクセントにしても素敵でしょう。ハンモックはテイストやカラーバリエーションが豊富なので選ぶのも楽しそうです。

中には、ハンモックだけでなくハンガーラックとしても使えるものや、ベッド型とチェア型の2wayで使える機能的なものもあります。シーンに合わせていろいろな使い方ができるというのは、日本の住宅事情を考えると嬉しいポイントですね。

4.ハンモックは魅力的なインテリア

インテリアとしてだけでなくリラックス効果もあるハンモック。部屋がより魅力的な空間になりそうです。ぜひ、インテリアに取り入れ、くつろいでみてはいかがでしょうか。