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シンプルでオシャレ!モノトーンインテリアを取り入れた部屋づくりのポイント

目次

ファッションなどでよく使われるモノトーンコーディネートは、シックな印象やシンプルでオシャレなイメージがありますよね?

そんなモノトーンを使った部屋のコーディネートがあります。

一人暮らしの部屋づくりの際にモノトーンインテリアを取り入れれば、オシャレな空間かつ、印象のある部屋のコーディネートをすることができます。

今回はモノトーンインテリアをつくるポイントと実例をご紹介します。

1.モノトーンについて/モノクロインテリアとの違いと特徴

モノトーンとは?

モノトーンインテリアを使った部屋づくり
モノトーンインテリアで部屋づくりをする上で大切なことは、「モノトーン」とはどのようなデザインなのかを知っておくことです。

モノトーンと聞いたときに、最初に思いつくのが白と黒のカラーイメージだと思います。

しかし、モノトーンとは元々、同系統の色を用いて、その色の濃淡を組み合わせてデザインや色合いを整えることをいいます。

そのため、白や黒に限らず、青色や赤色などの濃淡を使った部屋のモノトーンコーディネートもあります。

モノクロインテリアとは何が違う?

モノクロとモノトーン
美術や芸術の分野でよく用いられるモノクロとモノトーンは、イメージが似ていて混同されがちな言葉です。

モノトーンは「単調」、モノクロは「単色」という意味を持っていて、ひとつの色で構成された物をモノクロと呼ぶことが多いです。

一般的にはモノクロ写真などで白と黒で構成された物を指すことが多く、モノトーンよりも単一の色がはっきりと分かれている物というイメージです。

モノトーンでは白、グレー、黒などの濃淡をうまく合わせるのに対して、モノクロだと白、黒とはっきり分かれた色を使うようなデザインが多いです。

2.モノトーンインテリアをつくるポイント

部屋づくりにおいて、モノトーンはシンプルで落ち着いた雰囲気づくりをする上で、人気のあるインテリアです。

モノトーンでコーディネートをするときのポイントをご紹介します。

シンプルだから難しい配色

白と黒でモノトーンインテリアを構成する場合、単色の濃淡の色合いの差でコーディネートしていかなくてはならないため、シンプルであるがゆえに組み合わせが難しいです。
床を意識したモノトーンインテリア
床を中心に黒色が偏ってしまうことや、壁や天井に白を多く配色してしまうと、部屋の重いイメージが強く出てしまいますので、気をつける必要があります。
配色にワンポイントの差し色を
また、濃淡をあまりつけずにグレーに近い色ばかりで構成してしまうと、暗くどんよりとしたイメージになります。

1色とはいえ、濃淡のバランスやインテリアの配置は偏らないように、理想的な部屋づくりを心がけましょう。
ワンポイントで観葉植物などの色を加えると良いですね。

白を意識して、空間に明るさと広さを

明るくイメージした部屋
モノトーンでデザインする場合は、白色などの明るい色を全体的に意識すると、空間が広がったような印象を持つ部屋づくりができます。

白だけに偏った部屋では無機質すぎて逆に落ち着かない印象になることもありますので、ポイントで黒の配色を意識しましょう。

インテリア小物やちょっとした家具、テーブル、クッションなどを黒にしてバランスを整えると良いでしょう。

黒を意識する

黒を意識した部屋づくり
黒をベースに部屋をデザインしすぎると重くなる、というのは先ほどご紹介しましたが、黒をベースに上手く白を配色して部屋づくりをするとシックでオシャレな演出もできます。

黒をベースにする場合は、ソファやテーブルなどの大きめのインテリアを黒にして、コーディネートをしていくと、まとまりやすいです。

小物などポイントで黒を利用すると、部屋の印象を引き締める効果もあります。
黒の使い方によって、部屋の印象を様々に変えることができます。

3.ベースとなる3色(白/黒/グレー)の実用例

調和の取れたモノトーンインテリアを使用した、コーディネートの実例

一番ベーシックな白、黒、グレーを使ったモノトーンコーディネートです。
グレーで統一したモノトーンインテリア
部屋全体を白に、もしくは白に近いグレーで統一して、ベッドのシーツやベッドのフレームなどで黒をポイントに挟みます。

テレビをインテリアの一つとして使うと、黒のポイントを抑えやすいです。
白とグレーと黒でまとまった部屋づくりができている一例です。

柄物やウォールシールを使ってポップなモノトーンの実例

モノトーンは色合いからシックな印象のイメージが強いですが、ラグを柄物にし、壁にウォールシールなどを使ってデザインするとポップな印象の部屋もつくれます。
柄物を上手く使用した部屋づくり
柄物は使い方を間違えるとごちゃごちゃした印象を与えてしまいますが、モノトーンなどの落ち着いた色を使えば、部屋に馴染みやすくなります。

少し難しい部屋のコーディネートですが、可愛らしい感じの部屋をつくりたい場合の一例です。

ペンダントライトもモノトーンを使う

ブラックカラーのペンダントライト

ダイニングやキッチンなどに使いやすいペンダントライトを使えば、モノトーンデザインをポイントで押さえることができます。

白で統一された明るいキッチンに、黒のペンダントライトを合わせることで、メリハリができスタイリッシュな印象を与えてくれます。

4.ベースの1色に、ほかの色をプラスした実例

観葉植物を使ってワンポイントに緑を演出

緑がアクセントなグレーの部屋

ベースはグレーの部屋の中にワンポイント1色を足したいときには、観葉植物を置けば清潔感がプラスされます。

ナチュラルな印象を与える観葉植物は、安らげる空間づくりをしたいときにぴったりのアイテムです。

部屋のモノトーンインテリアは、無機質で冷たい印象を与えやすいですが、観葉植物を上手く使えば柔らかいイメージを演出することもできます。

ブラウンを入れて柔らかい印象へ

白と黒で統一された部屋は、調和が取れていてまとまっているのですが、温かみを出したいときは木の材質のインテリアを利用すると印象が変化します。
木材でシックな部屋を演出
観葉植物の場合は、明るい印象や清潔感などを与えてくれますが、木材の場合はシックなモノトーンでコーディネートした部屋に柔らかさと温かさを与えてくれます。

クッション小物を差し色に使ったモノトーンコーディネート

モノトーンコーディネートで白と黒の濃淡を表現した中で、差し色としてもう1色プラスしたいときは、クッションを利用すると無機質なイメージから少しずらしたオシャレさが出せます。
ワンポイントカラーをクッションで演出
色を使って空間の印象を変えるときに、クッションは重要な役目をします。

ソファなどに手軽に配置でき、色の印象をしっかりと表現してくれるのが使いやすさのポイントです。
ちょっとしたことですが、ワンポイントで差し色を入れたい、というときにはクッションを使うのがおすすめです。

5.まとめ シンプルでオシャレなモノトーンインテリア

モノトーンの考え方は、色々な実例を見ていくとわかりやすいと思います。

濃淡の組み合わせは、色の組み合わせが少ない分、難しいところではありますが、色が決まるとスタイリッシュで、オシャレな部屋づくりをすることができます。

今回ご紹介した点を意識して、自分だけのモノトーンインテリアを使った部屋づくりを始めてみてはいかがでしょうか?