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七夕を楽しむインテリアアイデア

目次

もうすぐ七夕。七夕には、願い事を書いた短冊を笹に吊るし、星に願うという習慣が今も残ります。季節の行事は楽しみたいけれど、笹飾りを置くスペースもないし、大きな笹を手に入れるのは大変という人も多いのではないでしょうか。今回は、七夕を楽しく過ごすためのインテリアアイデアを紹介します。

1.笹を使った「七夕」のディスプレイ

笹を使った「七夕」のディスプレイ

七夕の飾りといえば、笹飾りですが、自宅で大きな飾りを用意するのは難しい場合も。小ぶりなものでも、笹があるだけで、雰囲気を出すことができます。今年は笹をアレンジして、シックな七夕のディスプレイに挑戦してみては。

手軽に取り入れるなら、小さな笹や竹を投げ入れで生けるのがおすすめです。投げ入れとは、植物を花器に直接入れて形を整える方法のこと。真っ白な陶器やガラスの花器などシンプルなものを選ぶとシックにまとまります。ただし、笹の葉は枯れやすいので、フェイクグリーンを使うのもいいでしょう。

もう少し手をかけるなら、笹の葉と夏の花で作る「スワッグ」はいかがでしょう。「スワッグ」とは、好きな植物を束ねて作る壁飾りのこと。スワッグは水に生けないので、作るときはアーティフィシャルフラワーやプリザーブドフラワーなど水がなくても楽しめる素材で。

準備するのは、笹と夏の花(2種)のアーティフィシャルフラワー、ワイヤー、好みのリボンの4つ。笹と花のアーティフィシャルフラワーを長さを変えながら、バランスを見てワイヤーで束ねたら、ワイヤーの上から好みのリボンを巻けば完成です。笹を花よりも長めにして束ねるとバランス良く仕上がります。

小ぶりなディスプレイなら、飾る場所を選びません。リビングだけでなく玄関などに飾ると、季節感を出すことができます。

2.七夕を彩るテーブルコーディネート

七夕を彩るテーブルコーディネート

季節の行事を楽しむときには、テーブルコーディネートにひと工夫すると気持ちも上がります。

テーブルコーディネートの主役はやはり笹です。小さな枝付きの笹を、一輪挿しに飾り、テーブルに。華美な花器ではなく、シンプルにグラスなどに挿してもよいでしょう。笹は高さがあるので、テーブルの端に置くと良いでしょう。

笹の葉を食器と組み合わせると、緑が鮮やかでメニューが引き立ちます。食器の上に笹の葉を敷いて、その上に食事を盛り付けるだけでも涼しげな七夕らしい雰囲気に。大きさの異なるクリアなガラスの食器が複数枚あるときは、違う大きさの食器を重ね、間に笹の葉を挟んでみてください。笹を挟むことで季節感が出るだけでなく、食器を重ねることで特別感も。

箸置きやナプキン、ランチョンマットなどの小物にも注目してみてみましょう。例えば、笹の葉を一枚くるりと巻いたり、折り紙の要領で笹船を作ると箸置きになります。ナプキンやランチョンマットは黄色を選ぶと、笹の葉の緑とのコントラストが美しく、テーブルが華やぎます。

ロマンチックな神話がある七夕の食事、いつものテーブルに少し手を加えて大切な人と楽しんでみてください。

3.自宅で星空を楽しむ

自宅で星空を楽しむ

1年に1度、七夕の日に織姫と彦星が会える天の川。夜空を見上げて星空を楽しむのも素敵ですが、天気が悪い日や、夜でも明るい都心ではなかなか天の川を見ることができません。そんな時は、自宅で星空を楽しんでみませんか。

最近では「ホームプラネタリウム」といって、自宅にいながらにして星空が楽しめる家庭用のプラネタリウムを手軽に購入することができます。このホームプラネタリウム、簡単なものならDIYで作ることができます。

<材料>

・空き瓶

・アルミトレイ

・ライト(電池式などコードレスのもの)

・キリ

・はさみ

<作り方>

1.アルミトレイの4辺をカットし、板状にする。

2.1で作ったアルミを、くるりと巻いて空き瓶に納まる大きさに切る。

3.アルミにキリでたくさん穴を開ける。

4.空き瓶にアルミを巻いて入れ、中にライトを入れて蓋をしたら完成。

部屋を暗くすると、キリで開けた穴から光が漏れてきれいな星空に。単純に穴を開けるだけでもきれいですが、こと座やわし座など、七夕の時期に見える星座にそって穴を開けてみるのもいいですね。
プラネタリウムの詳しい作り方は動画でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。[夏休みの自由研究] 星空を室内に!簡易プラネタリウムを工作(展開図ダウンロード可能) – Planetarium DIY

4.夏の節句を楽しんで

七夕は五節句のひとつにもなっている年に一度の行事。今年の7月7日は土曜日です。インテリアにも季節を感じるアレンジを加えて、部屋でゆっくりと楽しんでみてください。