今回は、女優・タレントとして活躍する西内ひろさんと、ラダーシェルフをDIY。
見せる収納にぴったりのラダーシェルフは、本棚にしたり、植物や靴を置いたりと、多目的に使えます。使わないときは折りたたんでコンパクトに収納しておけるのもラダーシェルフの良いところ。
西内さんは4段のハシゴにして、しっかり収納できるタイプを作りました。
材料
- ハシゴ用の角材 合計12本
- 360mm……8本
- 1500mm……4本
- 天板用の木材 合計4枚
- 長辺600mm×短辺350mm
- 長辺800mm×短辺350mm
- 長辺1000mm×短辺350mm
- 長辺1200mm×短辺350mmの合計4枚
- 補助用の角材
- 短辺360mm……2本
- 小口テープ ※今回はシナを使用
- オイルフィニッシュ(ワトコオイル・ミディアムウォールナット)
- 蝶番
- ビス・インパクトドライバー
- 下穴用のドリル
- 電動ヤスリ
- ノコギリ
- スケール
- 差し金
- ウエス
- バケツ
- マスカー
- ローラー
- ハケ
DIYレシピ・多目的に使えるラダーシェルフの作り方
1.ハシゴにする角材を、360mm 8本・1500mm4本にカットします。
今回は、ステップ部分を4段つくるので、天板用の木材を4種類のサイズ=①長辺600mm×短辺350mm ②長辺800mm×短辺350mm ③長辺1000mm×短辺350mm ④長辺1200mm×短辺350mmにカットします。
それぞれ、スケールでサイズをはかって点をつけ、その点を中心に差し金で垂直をはかるとまっすぐに切れます。
2.角材を電動ヤスリで削って、木肌をなめらかにします。
3.天板の合板は、断面が見えると見栄えがよくないので、側面に小口テープを貼ります。
4.1500mmにカットした角材を2本並べて、端から280mmの箇所に、360mmのステップになる角材を置いてハシゴ状にして、ビスを打ち込んで固定します。
きれいにビスを打つために、先に下穴用のドリルで下穴をあけておくと良いでしょう。
5.工程4を繰り返して、ハシゴが2本できたら、上部に蝶番をつけて脚立のように開閉できるようにします。
6.脚立を開く幅を決めます。
一番下の天板の内側に補助材を打ち付けて、物を乗せたときに重さで脚立が開かないようにします。
7.汚れ防止のため、天板とハシゴにワトコオイルのミディアムウォールナットを塗装します。塗装後、余分なオイルをウエスで拭いて、完全乾燥するまで約1日置きます。
※ワトコオイルは火気があるところでは使用しないでください。また、必ず部屋を換気しながら行ってください。
オイルを塗った後は、ウエス(布)で表面に残っている浸透しきれない塗料を拭き取ってください。
ウエスの処理方法など詳しくはワトコオイルのホームページでご確認ください。
https://www.hoxan.co.jp/watco/customer/caution/
8.ハシゴに天板を乗せて、完成です!
西内さんは、ラダーシェルフにアイビーやグリーンネックレスなど葉が垂れる植物を飾って、お気に入りの本やアクセサリーを収納するそう。
シンプルなラダーシェルフなら、お店のディスプレイのような、見せる収納が実現できそうです。
●“DIYって楽しい!” 全6回を振り返ってみて
西内さんは、今までのDIYを振り返って、「DIYは作っているときが本当に楽しくて、ワクワクどきどきするし、自分で作ったものなので、使うたびに愛着がわきます。作るって、やっぱり良いなと思いました。お店で木製のアイテムを見ると、“これは私にも作れるかな?”って考えていて(笑)、かなりDIYにハマっています」と話してくれました。
DIYの魅力は、出来上がったものだけでなく、その作る工程の楽しさにもあります。
今まで“ものは買うもの”という考えだった方も、西内さんのように“自分で作れるかな?”という発想で見てみると、新しい暮らしの楽しみが増えるかもしれません。
●西内ひろ
福岡県出身。テレビ、ドラマ、CM 等でタレント、モデルとして活動。 福岡でスカウトされ、芸能界入り。2009トリンプイメージガール等。2010年からトルコ、ラスベガス、 ポルトガル等、30カ国旅にでる。2014年ミス・ユニバース・ジャパン 準グランプリ、トライアスロンや東京マラソンを4時間台で完走し、30ヶ国訪れるなどしてグローバル感やヘルシーライフなどライフスタイルを発信している。書籍「準グランプリ」2014年6月25日発売、宝島社。
〜私と旅の関係性〜『旅を続けるのは、枠に囚われない可能性が世界には満ち溢れているから。それを見ているだけで人生は180度変わるし、不可能を可能に変えられる力を与えてくれるよう気がします。』
Model:西内ひろ instagram
Designer:石坂健(株式会社ベアズ代表)
Videographer : 田川翔一
Place:ROUTE FURNITURE(東京都台東区東上野4-14-3 ROUTE COMMON BLDG2F)
文:石川歩