整理・収納

マスターしたい!「見せる収納」でインテリアも暮らしもワンランクアップ

目次

物が増えてくると欲しくなるのが収納。収納というと、物を見えないようにしまい込もうとしてしまいますが、隠すだけではもったいない!収納方法に悩んだら、「見せる収納」を取り入れてみて。ここでは見せる収納の魅力や上手な取り入れ方について紹介します。

見せる収納の魅力

見せる収納の魅力

「収納」とは、物を棚やラックに収めることいいますが、見えないようにしまい込めば良いというわけではありません。しまい込むことで、物が出し入れしにくくなってしまったり、持っていることを忘れてしまったりということも。収納方法に迷ったときは、オープンな形で片づける「見せる収納」がおすすめです。扉のないオープンラックや、壁面をうまく使いましょう。

見せる収納の魅力

「見せる収納」を成功させるポイントは、見せ方にこだわって、スッキリと整った空間を演出すること。上手にアイテムを見せることで、収納自体が、インテリアの一部にもなります。

見た目が美しくスッキリとさせるコツは、色や大きさや質感を揃えること。例えば、食器類や本、CDなどは質感や形が揃っているものが多いので、これらを棚に並べるだけできちんと感がでます。反対に文房具などの細々としたものは、ごちゃっとした印象に。見せる収納にするときは、カゴやケースに一旦まとめてからがおすすめです。

オープンシェルフの棚

収納するときのバランスを考えることも大事です。オープンシェルフなど何段もある棚を使う時は、上下のバランスがキーポイントになってきます。ボリュームあるものは下の方に置き、上の方はなるべく余白を作るように軽めのものにしましょう。上の方に物を詰め込みすぎてしまうと、部屋が窮屈な印象になってしまうので、インテリア雑貨を飾るなど、遊び心を持たせるくらいで良さそうです。色々な色のものを収納するなら、下の方に濃い色のもの、上の方には明るい色のものを持ってくることでバランスがとりやすくなります。

見せる収納でインテリアに遊び心を

キッチン雑貨から衣類など、さまざまな「見せる収納」のアイディアを紹介します。

スパイスボトルの見せる収納

ずらりと並べたスパイスボトルの見せる収納。カラフルなスパイスはキッチンを彩るインテリアにもなります。市販のボトルのままでも、同じメーカーのものならば容器のテイストが揃うことも。

キッチンツールの見せる収納

キッチンツールの見せる収納。細々としたキッチンツールも、質感や色を統一することで、すっきりとした印象になります。頻繁に使うものほど、取り出しやすい見せる収納が効果的。

食器を見える収納出典:LIFULL HOME’S リノベーション

お気に入りの食器を見える収納ですっきりと。扉があっても透明な収納なら、ホコリがかからず中身が一目瞭然です。一緒に並べたボトルや缶詰が自然にインテリアの一部になっています。

見せる収納ができる棚を作ったキッチン出典:LIFULL HOME’S リノベーション

リノベーションで見せる収納ができる棚を作ったキッチン。食器を見せる収納にする一番のメリットは、取り出しやすく、しまいやすいことです。見えていることで、持っている食器を生かすことができる面も。和食器をセンス良く見せて収納すれば、インテリアの雰囲気作りにもなりそう。

キッチンツールは、並べたり吊るしたりして収納出典:LIFULL HOME’S リノベーション

こだわりのキッチンツールは、並べたり吊るしたりして、上手に見せる収納に。見た目を意識して、少し余裕を持たせながら、キッチン用品以外のものを一緒に飾っているところがポイントです。

天板にトースターや炊飯器も置ける、ワゴンラックにキッチン用品を見せて収納。引き出し式の棚や、移動できるところが便利です。一人暮らしなら、ワゴンを運ぶだけで食事に必要なものがすべて揃います。

洋服を見せる収納にする

洋服を見せる収納にするときは、洋服の統一感が何よりも大事です。長さや大きさを揃えて、掛ける順番を意識してみて。靴やカバンなどの雑貨を一緒に飾ると、インテリア性がアップします。ハンガーの量も余裕をもってかけるように心がけて。

有孔ボードを使って、カバンなどを見せる収納に出典:LIFULL HOME’S リノベーション

有孔ボードを使って、カバンなどを見せる収納に。アウトドアだけでなく、趣味のものは増えてしまいがちですが、見える収納にしておくことでその都度選ぶ手間が省けます。重複して買ってしまうなんていうことも減りそう。

見せる収納のお手本

DIY PEOPLEでも紹介した、見せる収納のお手本のようなNegoさん宅。コンクリートのようなフェイクの壁紙に、アイアンのフレームを設置して、ショップのディスプレイのように。

Negoさんの素敵なDIYが見られるのはこちら
[Vol.8]大嫌いだった家を大好きにしたい。住みたい家はDIYで作る!

お気に入りの雑貨とともにディスプレイ出典:LIFULL HOME’S リノベーション

捨てられない思い出の品も、せっかくとっておくなら、見せる収納でお気に入りの雑貨とともにディスプレイしてみては。上手に見せる収納をすれば、しまい込むのがもったいない素敵なインテリアになります。

趣味の自転車を見せる収納出典:LIFULL HOME’S リノベーション

生活と切り離せない趣味の自転車。趣味の道具のように頻繁に使うものは、しまい込まずに見せる収納にすると便利です。自転車のような大きなもの、重量のあるものは、リノベーションの際に予め丈夫なフックを付けておくと良さそう。見える収納にすることで、使わないときもいつも眺めて暮らせます。

見せる収納は素敵なインテリアにも

見せる収納にすることで、物をインテリアとして見せ、空間を演出することができます。どこに何があるか一目瞭然なので、利便性は言うことなし。見せる収納と隠す収納を上手に使い分けることで、より生活感をなくすことができます。