少しでも多く、広い方がありがたい収納スペースですが、家の中の空間は限られています。
そんなときは、どの空間にも必ずある「壁面」に注目してみてはいかがでしょう。
壁面収納は、限られたスペースでも収納場所が確保できる賢い選択!お部屋のデッドスペース活用もできる収納方法です。
今回は、釘やビスが気軽に使えない賃貸住宅でもできる「壁面収納」のアイディアをご紹介します。
1.壁面収納のメリット
壁面収納のメリットは、何もないところに収納スペースを生み出すというところ。壁面収納は、手軽にDIYできるものから、オーダーで作る壁一面の収納まで、多岐にわたります。
壁面を上手に使うことができれば、散らかりやすい場所をスッキリさせることができるだけでなく、見せる収納としてインテリアのポイントにすることもできます。
ツールが多いキッチンは壁面にオープン棚があれば、使い勝手が良く便利です。インテリアショップなどで売られている、壁に付けられるツールを利用してDIYをしてみてはいかがでしょう。
専用フックを固定ピンで留めるだけで取り付けることができ、壁を大きく傷つけることがないので賃貸物件でも安心。棚には調味料などを並べ、エプロンやディッシュタオルはフックにかけておくなどすれば、必要なものがすぐに手に取れる機能的なキッチンに様変わりします。
写真はLABRICO(ラブリコ)のアイアン素材の金具。黒い金具が、男前インテリア調になり、空間のアクセントになります。2×4(ツーバイフォー)木材と2×4木材用のアジャスター金具を使えば、釘やビスで穴を開ける必要がなく、好きなところに棚を作ることができます。
賃貸でも大容量の壁面収納が手に入ります。
2.動画でわかる!壁面収納の作り方
収納というだけでなく、飾り棚として部屋をアレンジできるのも壁面収納のメリット。
作り方の動画もありますので、ぜひ作ってみてくださいね。
デッドスペースの壁面収納
[棚・有孔ボードDIY]賃貸でも大丈夫!傷を付けない壁面収納- Shelves&Perforated board DIY
廊下の壁面収納
壁面収納DIY!壁を傷つけずに棚をつくる方法(ラブリコでお部屋改造)
玄関や、デスク上のちょっとしたスペースには、有孔ボードを使った壁面収納がおすすめです。
有孔ボードとは多数の穴が開いた合板、ベニヤ板のこと。店舗の壁面ディスプレイなどに使われるものですが、誰でもホームセンターなどで買うことができます。この穴に有孔ボード用のフックをつけるとサッと取り出せる壁面収納に。
3.空間別の壁面収納アイデア事例
ここからは、空間別に壁面収納のアイデア事例をご紹介します。
お部屋の中で収納に困っているスペースやアイテムがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キッチンの壁面収納
コーナースペースの壁面収納
お部屋の中でデッドスペースになりがちなコーナー。壁につけることができる棚を使って、コーナーをアレンジすることで日常使いするものが簡単に収納・取り出しできて便利です。
時計掛けを壁面収納
壁の素材に合わせたツールで壁面に棚を。壁掛け時計は壁を傷つけてしまうことが多いですが、このように棚にディスプレイすることで傷を避けられます。
突っ張り棒やドアハンガーを利用して、上から棚をぶら下げるスタイルです。ディスプレイ棚として、好みの雑貨を飾ってインテリアのワンポイントにしてみるのもいいかも。
洗面スペースの壁面収納
マンションなどでは洗面所がランドリールームを兼ねていて狭く、収納に困ってしまうことがあります。
洗濯機のそばに収納がないときには、こんな洗濯機上のスペースが利用できる壁面収納がおすすめ。棚やタオル掛けを兼ねることができて便利です。
リビングの壁面収納
生活しているうちに増えていくインテリア小物たち。テーブルの上や床に置いてしまいがちな物も、こんなオープンシェルフがあれば、すぐに片づけられます。ボックスやアイテムを棚に納めるだけで部屋がスッキリ。組み合わせて好きなサイズの壁面収納にすることができます。
スチールラックを組み合わせて壁面に大きな収納を。これだけ大きな棚でも、スチールラックならスケルトンなので圧迫感があまりありません。中に入れる収納ボックスやカゴのデザインを統一してスッキリ感を演出して。スチールラックならコストも抑えられます。
リビングは日用雑貨が多く、散らかりがちです。そんなときはテレビ周り全体を壁面収納に。予めテレビ台を兼ねた壁面収納を選ぶと、コード周りの問題もクリアできます。扉付きの収納部分があれば、DVDレコーダーやプリンターを収納してもホコリが防げます。
オーダーで壁一面の壁面収納を作った部屋。リノベーションや戸建てでなく、賃貸でもオーダーでこのような壁面収納を作ることが可能です。見せる収納として素敵なインテリアにもなりそう。
4.壁面収納で海外のようなインテリアに
海外では壁面収納が一般的なインテリアとして使われています。壁面を上手に利用できれば、収納を増やすだけでなく、インテリアもワンランクアップすることができそうです。
せひ、みなさんもチャレンジしてみてくださいね。