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クローゼットなしでもできる!木のぬくもりを生かした北欧テイストの部屋づくり|こだわりの部屋づくりvol.13:前編

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お気に入りのインテリア、手作りの家具、居心地の良さを追求したリノベーションなど、住まう人の理想が詰まった「こだわりの部屋づくり」についてご紹介するこちらのシリーズ。

今回ご紹介するのは、東京都豊島区在住のyu__ca719さんのお部屋です。北欧の雰囲気が好きで、普段から北欧のインテリア雑誌を読んだり、インテリアショップに足を運んだりしているそうです。木のぬくもりを生かしたシンプルな北欧テイストに仕上がっています。北欧の雰囲気を感じさせる、温かみがあって心安らぐ部屋づくりを見ていきましょう。

【yu__ca719さん】
年齢:23歳 仕事:IT関係
「就職がきっかけで、昨年の春頃に上京して一人暮らしを始めました。社会人2年目の今は、仕事が楽しいと感じています。部屋をすっきりさせて、より仕事に集中できるような環境を整えています」

【住んでいる物件】
yu__ca719さんが住んでいるのは、西武池袋線沿線にある1R・8畳でクローゼットがない部屋です。職場までは乗り換え1回で約50分かかります。立地よりも、リノベーションしたばかりのきれいな室内とオシャレな内装を優先してこの部屋を選びました。周辺はお店や人通りが少ない閑静な住宅街です。駅の近くには懐かしい雰囲気の商店街があり、時々、ふらっとお散歩に出かけることもあるそうです。

1.本から学ぶ!6:3:1の配色でつくる北欧テイストの部屋

すっきりした印象のお部屋ですが、決して物が少ないというわけではありません。お気に入りの本や雑誌、旅先のお土産などをおしゃれなインテリアに見せる秘訣は、家具の色を抑えること。床や机の白木と相性のよい白をたくさん使い、差し色を最小限にすることでスタイリッシュさの中にも温かみを感じさせる部屋をつくっています。

ベッド:IKEA/ファブリック類:無印良品/カーテン:ニトリ/テレビ台:IKEA/机:minnne/椅子:IKEA/棚:IKEA/クッション:楽天 ハナロロ

北欧テイストは人気が高く、「一人暮らしをするなら、北欧テイストの部屋にしたい…」と考えている人は多いです。部屋づくりに向けて、雑誌の気に入ったページを切り抜いたり、Instagramの画像を集めたりしている人もいるのではないでしょうか。部屋づくりをするのに、好きな雑誌やショップ、Instagramなどから得たイメージを「何となく」形にしていく人もいるかと思います。yu__ca719さんは、本を熟読して部屋づくりの配色を理解することから始めました。

本から学んだ色の配分は、6:3:1です。白と木と差し色をバランスよく使うことで、誰でも簡単に北欧テイストの部屋がつくれます

yu__ca719さんが部屋づくりの参考にした本

最初に家具を購入するときは、インテリア好きの母と一緒に選びました。上京したてで経済的にやっていけるのかが一番心配な時期だったので、まずは最小限の物だけ揃えました。当時に比べると今は家具・インテリアが揃っています。本に掲載されている部屋とまったく同じにはできませんが、少しでも近づけたいという気持ちで部屋づくりをしています

2.お気に入りのアイテムはオーダーメイドの木の机

材質とサイズを指定してオーダーした、yu__ca719さんこだわりの机。木肌の素朴な印象が、床と見事に調和しています。サイズは横100㎝×縦65㎝×高さ70㎝で、作業をしやすくするために奥行きを広めにとっています。合わせる椅子はIKEAで一目ぼれした物です。白×木でできた北欧ならではのデザインです。座ったときの高さがちょうどよく、座り心地が抜群だそうです。

一人暮らしには大きいですが、仕事や調理の作業もおこなえて、友人と一緒に食事もできる広さが欲しかったのでこのサイズにしました。友人が2~3人きたときには机を部屋の中央に移動させて、スツールに座ってもらいます

限られたスペースに机を置くか否かは悩みどころです。yu__ca719さんのように、机の用途を考えてから購入すると失敗が少ないのかもしれません。脚がアイアンで細く、引出しがないなど、圧迫感を与えないデザインを選ぶのも部屋を広く見せるコツです。

3.空間ごとのポイント

ベッド

本で学んだ配色から、「家具は白」と決めていたyu__ca719さん。ベッドも迷わず白を選びました。クローゼットがない部屋なので収納を考慮して、ベッド下に収納があるタイプにしています。収納スペースがありながら背の低いベッドを選んだのは、圧迫感が出ないようにするためです。幅を取るベッド枠がないシンプルなデザインで、サイズは1番小さい物です。

ベッド下の引き出しには、冬物の服やタオル、保証書などの書類を仕舞っています

ファブリック類は、白とグレーのシンプルな物です。ほかにもベージュ系の無地や白地にカラフルなお花が描いてあるデザインも持っています。3種類を気分で変えて使っています

カーテン

yu__ca719さんのカーテンの色を選ぶポイントは以下の2つです。

・壁のトーンと合わせる
・部屋を圧迫する色は避ける

レースカーテン選びのポイントは以下の2つです。

・涼しげに見えるデザイン
・ミラーレスなど防犯機能の高い物

築年数は30年以上という古い物件ですが、リノベーションされ室内が新築のような雰囲気です。内見で特に気に入ったのは、ベッド横の壁がベージュ色になっている点でした。yu__ca719さんお気に入りの壁紙を目立たせるには、カーテンの色と合わせるのが正解です。

なるべく下に物を置きたくないので、テッシュケースもカーテンレールに吊るしています

棚:IKEA

クローゼットがないyu__ca719さんの部屋では、棚がメイン収納の役割を果たしています。部屋を決める際に、クローゼットがないことに対してさほど抵抗がなかったと話します。それは、北欧雑誌で現在使っているような白い棚を収納にしている写真を見ていたから。yu__ca719さんの中にあったイメージを形にしたのが、今の収納棚です。棚に置いてあるかごは、同じ色で統一感を出しています。

テレビ台

スライドして大きさを変えられるタイプのテレビ台を、最小にして使用しています。中にはパソコンやDVD、ステレオ、スピーカーなどを収納しています。

テレビの横にあるのはドライフラワーと造花です。お花は部屋に華やかさを添えてくれるので、意識して置くようにしています。生花も素敵ですが、今はまだお世話をする自信がありません

キッチン

一人暮らしにしては、広めのキッチンで使いやすく整理整頓されています。
冷蔵庫横に貼られたレシピや冷凍の期限を記したメモなどから、yu__ca719さんのきちんとした性格がうかがえます。

ワゴン:IKEA

ワゴンは作業するときにシンク横に動かして使ってます。女性でも軽々動かせます。ワゴンの1番上は空けておいて、洗い物を乾かしたり、調理スペースにしたりします

玄関

靴は玄関横の棚に置いて、見せる収納にしています。クローゼットがない部屋では、洋服を掛けられるスペースが貴重です。窓についているカーテンレールも有効活用し、しわにできないスーツや長いコート、ワンピースなどを吊るしています。

靴は1番上が仕事用で中断が普段の靴、1番下が趣味の登山靴と、3つに分けています

棚の1番上は、本やぬいぐるみ、小物などを置ける飾り棚にしています

4.収納について

yu__ca719さんの収納のポイントは、見せる収納にするか、見せない収納にするかをはっきりさせることです。見せない収納にする場合は、かごや袋などの入れ物を統一するように気をつけています。

キッチン

限られたスペースを有効活用するには掛け収納がおすすめです。
友人から「一人暮らしの量じゃない」と言われてしまう程、多くの調味料を常備する料理上手なyu__ca719さん。欠かせないのは地元名古屋の八丁味噌だそうです。調味料を仕舞うケースにはリンゴ箱を活用しています。

お玉や木べらなど、よく使う調理道具はすぐに取り出せるように立てて収納しています。もともとついていた収納ケースですが、とても使いやすくて助かっています

コスメ収納

化粧台に使っているのもキッチンと同じ、リンゴ箱です。リンゴ箱を使おうと思ったのは、本で収納棚にしているのを見たからだそうです。

棚を購入すると、いらなくなったとき処分に困ります。リンゴ箱なら色々とカスタマイズできるからいいと思いました。友人が遊びにきた際は、リンゴ箱をひっくり返してテーブルとして使ったこともあります

後編は、今の部屋をつくっていく過程や家具の選び方、yu__ca719さんのライフスタイルについてご紹介します。

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