お気に入りのインテリア、手作りの家具、居心地の良さを追求したリノベーションなど、住まう人の理想が詰まった「こだわりの部屋づくり」についてご紹介するこちらのシリーズ。
今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市在住の_kiinakoさんのお部屋です。大きな窓がないため、昼間でも照明をつけることが必要な環境ですが、暗い印象はありません。白い床と白い壁で囲まれた部屋からは、広さと明るさを感じます。家具の数を厳選することで、個々の家具・インテリアを目立たせ、洗練されたスタイリッシュな部屋をつくっています。そんな_kiinakoさんの空間を生かした部屋づくりを見ていきましょう。
【_kiinakoさん】
年齢:27歳 仕事:飲食関係
「この部屋に住み始めて、4年半がたちます。学生の頃から一人暮らしで、今の部屋で3回目の引越しです。部屋を選ぶ条件は、職場に通いやすい立地、新築もしくは築浅、バス・トイレが別の3つです」
【住んでいる物件】
_kiinakoさんが住んでいるのは、神奈川県横浜市にあるワンルーム(8畳)の部屋です。近くには公園や保育園があって、日中、子どもたちの元気な声が聞こえます。穏やかな時間が流れて、住む人に安心感を与えてくれる街です。
「条件(立地、築年数、バストイレ別)にかなう部屋の中でも、今の部屋を選んだ理由は床が白だったことです。前に住んでいた部屋は床がダークな色だったので、ずっと白い床にあこがれていました」
1.白い床の面積を広く取って、明るさと広さを確保しよう
部屋を探すとき、日当たりが悪い部屋を避ける人は多いはずです。_kiinakoさんは日当たりが悪い部屋でも、インテリアを工夫することで部屋の明るさを確保しています。白い床と白い壁に合わせて、面積の広いマットレスも白を選べば圧迫感がありません。
ライト:キャトルセゾン/マットレス:Air the EVA/ファブリック類:楽天/テレビ台:Re:CENOインテリア/テーブル:TOKYO DESIGN CHANNEL/ラグ:B-company
ラック:楽天
家具の数や色を抑えると、味気ない部屋になってしまうことがあります。_kiinakoさんの場合は、ドライフラワーや観葉植物、小物などで色を加えてメリハリをつけています。アイアン×木で揃えた家具と黒×白のモダン柄のカーペットが、シンプルな中にもスタイリッシュな印象を与えます。
2.お気に入りのアイテムは穏やかな光の間接照明
3.空間ごとのポイント
マットレス
下に敷く簀子:楽天 主婦のMIKATA
以前は40キロもある大きなベッドを使っていた_kiinakoさん。現在はマットレスのみで、シンプルです。湿気対策のため下に敷いているすのこは、折り畳むと室内用布団干しにもなります。
ファブリック類は白やベージュを選ぶことで、部屋に馴染みやすくしています。色を抑えた空間でも、クッションに見られるような特徴的なデザインの小物を置けば変化が生まれます。_kiinakoさんはシンプルに徹するばかりではなく、デザインや色で、人の目を楽しませる工夫もしています。四角いクッションのダークブルーがポイントです。
ラック
クローゼットがない部屋でラックを使っていると、部屋の色を抑えてまとまりを出したいのに、洋服やアクセサリーのカラフルさが目立ってしまうことがあります。_kiinakoさんは目隠しのために白のレースを自分でつけることで、問題を解決しています。
収納BOX
テーブル、ラグ
ラグも_kiinakoさん1人が座れるくらいの小さな物です。ラグのサイズを小さくすることで、白い床が見える面積が増え、部屋を広く見せる効果があります。
テレビ台
・伸縮できる
・アイアンと木のデザイン
・収納がある
気分転換によく模様替えをする_kiinakoさん。伸縮してフレキシブルに使えるテレビ台は魅力的です。さらに、アイアンと木のデザインは、ほかの家具と相性抜群です。
日中はテレビ台ですが、朝晩はドレッサーになり、休日には本を読むためのテーブルとして使うこともあるそうです。
ストリングカーテン
キッチン
玄関
シューズラック:ニトリ
シューズBOXがついていなかったため、引越しをしてから最初に購入したシューズラック。斜めに靴を収納できて場所をとらないタイプです。
トイレ
4.収納について
キッチン
・立てて収納する
・吊るして収納する
アクセサリー収納
テレビ台まわり
脱衣所まわり
後編は、今の部屋をつくっていく過程や家具の選び方、_kiinakoさんのライフスタイルについてご紹介します。