お気に入りの家具やインテリア、DIYやカスタマイズ、賃貸でも購入物件でも自分らしさに妥協したくない。そんな部屋づくりにこだわった人たちを紹介する「こだわりの部屋づくり」シリーズ。
今回ご紹介するのは、長野県在住のminamiさんの部屋です。大きな窓から入る太陽光が部屋全体を明るく照らします。グレーの壁をバックに並ぶのは、木のぬくもりを感じる家具の数々。温かみのあるナチュラルな部屋でも、どこか引き締まった印象なのは、グレー、ベージュ、ブラウンの3色で揃えられているから。カーテンやファブリックなど随所に取り入れたグレーが、大人っぽい雰囲気をプラスしています。甘くなりすぎないナチュラル・ヴィンテージテイストの部屋づくりを見ていきましょう。
【minamiさん】
年齢:28歳 仕事:会社員
【住んでいる物件】
間取り:1K ・7畳
通勤のしやすさも考慮して、現在の街を選びました。minamiさんの部屋は、コンビニやスーパーが徒歩圏内という便利な場所にあります。特に気に入っているところは、近所にかわいい雑貨屋がいくつもあること。
1.長く使えるものを選んで行き着いたナチュラル・ヴィンテージテイストの部屋
コンソールテーブル/コンソールテーブル脇の椅子/アイアンの飾り棚:ハンドメイドアプリ minneで注文
実家にいた頃から、インテリアが好きだったminamiさん。流行を追いかけて、雑貨集めに夢中になっていた時期もあったそうです。あるとき、流行は長く続かないことに気がつきます。心血を注いで集めた雑貨や家具も、流行が去った後はどこか色あせて見えました。
minamiさんの部屋にある木の家具は、無垢材で淡い色のものばかり。温かみを感じる、明るい木の色が好みのようです。
2.お気に入りのアイテムは実家を出るときに初めて購入したコンソールテーブル
キッチンに食器棚を置くスペースがないため、現在は食器棚として使っています。
3. 空間ごとのポイント
ベッドスペースのポイント
ファブリック類:無印良品・ニトリ/サイドテーブル:DIY
収納スペースを確保するために収納付きベッドを選ぶ人もいますが、minamiさんはシンプルなすのこベッドを使用しています。掃除のしやすさと圧迫感のない見た目を優先したそうです。
ファブリック類はグレーやベージュなどのベーシックな色で統一し、部屋全体のテイストがまとまるようシンプルな柄を選んでいます。
テーブルまわりのポイント
テーブル:DIY
テーブルはminamiさんがDIYしました。ベッド横のスペースに入るサイズで、正方形のテーブルが見つからなかったからです。
テーブルに合わせている椅子は、無垢材の家具が多い部屋の中で、唯一の革張りです。素材の違うアイテムを取り入れることで、部屋の雰囲気にメリハリをつけるのが狙いです。
あからさまにゴミ箱だと分かる見た目のものを部屋に置きたくなかったminamiさんは、ガーデンショップで売られていた金属製の鉢カバーをゴミ箱にしています。
こだわりのカーテン
カーテン、レースカーテン:ニトリ
部屋の中で大きな面積を占めるカーテンは、テイストに合う色を選びました。ベージュかグレーかで迷った末に、大人っぽい雰囲気のグレーに決めたそうです。
リビングの飾り棚
4.趣味や休日の過ごし方
会社員のminamiさん。平日に部屋で過ごす際は、リビングに置いたアウトドア用の折り畳み椅子やベッドに腰掛けて、パソコンや携帯電話でネットサーフィンすることが多いそうです。休日には少し遠出をして、カフェめぐりや写真撮影などの趣味を楽しんでいます。
月に1度の日帰り旅行
minamiさんは、月に1回のペースで日帰り旅行に出かけています。事前にInstagramで気になるカフェを調べて、カフェめぐりを目的とした旅行プランを練っているそうです。
おすすめのカフェは長野市にある『cafe&barゴーシュ(GAUCHE)』。安心できる優しい味を提供してくれるので、minamiさんにとって心休まる場所です。
自分好みのインテリアがあるカフェには、何度でも行きたくなると話してくれました。
カメラ
カフェめぐりをする際に必ず持っていくのは、ミラーレスのカメラです。カメラを購入したきっかけは、友人に部屋の写真を撮ってもらったこと。携帯電話で撮った写真とは違った色の美しさに魅せられたといいます。
ドライフラワー
minamiさんの部屋には、壁やテーブルなどところどころにドライフラワーが飾られています。ドライフラワーならではのシックな色が、木の質感や部屋全体の落ち着いた雰囲気と絶妙にマッチしています。
後編は、部屋づくりの過程や家具の選び方、収納についてご紹介します。