インテリア

就学してからのキッズインテリア

目次

小学生になると、ランドセルをはじめ、教科書や文房具など多くのアイテムが必要になります。そこで改めて考えたいのが、キッズスペースの収納やインテリア。増えたアイテムの収納から学習用品まで、暮らしの一部として親子で無理なく楽しめるものが理想です。ここでは、就学を想定したキッズ向けのインテリアデザインや、スペースの使い方を紹介します。

1.自分でできる学用品の収納のコツ

キッズスペース収納棚

キッズスペースでの収納を考える時に大事なのは、「子どもが自分で収納しやすいかどうか」を考えること。用意したインテリアも、自分で扱いきれず、モノが出しっぱなしになってしまっては台無しです。

学用品類をひとまとめにできるような家具やスペースを用意すると、子どもは自分で収納しやすいようです。例えば、仕切りがあって様々なものを収納できるラック。インテリアショップなどでは「ランドセルラック」という名前で売られているものもあります。このようなラックをひとつ準備して、毎日使うものはひとつの場所に収納できるようにするといいでしょう。

収納スペースは余裕をもって考えておくこともポイント。モノを詰め込み過ぎると、使いにくくなってしまいます。

収納スペースは、親の目が届きやすいリビングやダイニングの一角に作りましょう。片づけに慣れないうちは、目立つところに大きめのカゴやボックスを置くという方法も。まとめて入れることができるので、細かく分類するよりも片づけやすいでしょう。入れ物も空間に馴染むものを選べばすっきりとした印象になります。

2.学習スペースのインテリア

学習スペースのインテリア

学校生活に慣れてくると、学習スペースのインテリアを考えることも必要になってきます。小学生になるのをきっかけに自室を与えたり、これまでの子ども部屋を使ったり、家庭によって環境は様々。しかし、小学生はリビングやダイニングで過ごすことも多いため、共有スペースで学習できるようなインテリアデザインを考えるとよいでしょう。

小さいうちは、コミュニケーションが取りやすい配置にすることが大切です。カウンターキッチンがあるリビングなら、向かい合うように学習デスクを置いてみて。家事をしている間もお互いの顔をみることができ、子どもが話しかけやすく安心します。カウンターキッチンと同系色や似た素材の学習デスクを準備すれば、部屋にマッチします。

リビングとダイニングがひと続きの間取りなら、学習デスクなどを間仕切りにする方法も。これなら特別なスペースを用意する必要はありません。壁を作らないことで見通しがよくなり、親子のコミュニケーションも取りやすいのがメリットです。

成長してきたら、壁に向かって学習デスクと収納を並べて置いてもいいでしょう。秘密基地のような感覚になり、共有スペースの中にあっても、自分のスペースを意識することができます。

3.子どものベッドルームインテリア

子どものベッドルームインテリア

限られた空間で、子どものベッドスペースを整えるときにはどんな工夫が必要なのでしょうか。スペースを有効活用できるかどうかは、ベッド選びにコツがあります。

まずはヘッドレスのタイプを選ぶこと。ヘッドレスのベッドは圧迫感がなくコンパクトで、置く場所を選びません。将来的に、同じ部屋に学習デスクや収納棚を配置することを考えると、模様替えに対応できることも大切です。

ベッド下収納

ベッド下のスペースを有効利用することもポイントです。子どもは成長とともに持ち物が増えていくもの。収納は多い方が良いでしょう。2階部分がベッドになっており、下が自由に使えるスペースになっているタイプや、ベッド下が引き出し式になっているタイプが便利です。引き出し等収納がついていない場合も、収納ボックスなどが収まるように、ベッドの高さを考えて選びたいものです。

さらに少ないスペースで収納付きのベッドを考えるなら、油圧式やガス式でマットレスを上げることができ、下が収納になっている「跳ね上げベッド」が便利。引き出し収納のタイプは、下部のスペースが必要ですが、跳ね上げベッドなら場所を取らずに置くことができます。

4.インテリアも子ども目線で

リビングにあるキッズスペース

キッズインテリアは、子ども目線で考えることが大切です。子どもが生活しやすいインテリアデザインを親子で考えてみてはいかがでしょうか。